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魔王で始まる異世界生活  作者: 野薔薇 咲
Act.08~聖遺物とキストリン~
251/314

託す力#01

 

「あぁ違う。約束するさ。そして俺がこの状況を変えてやる。だから安心してくれ」


「はい…!」


「さて、そろそろ戻らないと危ないんだろう?」


「そうですね。戻りましょう」


 ミーナが立ち上がり先に建物を飛び降りるのを見届けて、隼人もあとを追おうとすると妙な視線を感じる。


 ただそれがどこからなのか、誰からの視線なのかはわからない。


 この獣人街のどこかに、隼人をいま見ている人物がいる。


 そして分かることは決していい気のする気配ではない。


「気持ちわるいな…」


 隼人は急くようにその場をあとにした。


 その気配の主はただ不気味に隼人たちが居た場所を見続ける。


 そしてその人物だけ隼人のことを知っていた。


「見つけた… 魔王様…」


 朝を迎えてグライジェとミーナに別れを告げて、隼人は王宮へ足を運ぶ。


 門番に嫌な顔をされながら門を潜り、侍女にクレリセッチの場所へ案内をうける。


 昨日の今日で何か特別に変わったわけではないが、一応として様子を見に来た。


 隼人とクレリセッチが話をしている同時刻、竜の都ミストセルラルではライカが王の間に姿を現す。


 とても落ち着いた様子で、それでもって気高さを感じることができる。


「本当にいいんじゃな? ライカ」


 そんなライカにクィルが声をかける。

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