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魔王で始まる異世界生活  作者: 野薔薇 咲
Act.08~聖遺物とキストリン~
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竜語を話す者#02

「耳が痛い言葉だな。私も昔はその考えに何も疑問を抱かなかった身だ。ただ今は他種族でも協力し合える関係を作れると思っているよ」


「どうだかな」


「さて、話を戻そう。その襲ってきた人間たちと、私は全く別であることは信じてほしい」


 レムドラゴンはその言葉に小さくうなずく。


「お前が探している生き物達はおそらく、私に恐れてこの場所を離れているので、このあたりにはいないだろう。もう少し上のほうに行けば居るはずだ」


「そうか。教えてくれて助かるよ」


「それじゃ俺は行くぞ」


「待ってくれ」


 その場を離れそうな男を呼び止めると、カイオルはお礼と一緒に一体何者なのかと質問を一つする。


 しかし、人間に教えることはない、そう言ってその場からいなくなってしまった。


「竜語を喋れるということはドラゴンで間違いだろう。それにどこかで聞いたことのある声だった気もする」


 過去の記憶を振り返りながら、一つの心当たりに目星をつけるが、あくまでも可能性として留める。


 レムドラゴンに分かれを告げ、言われた通り少し上を目指すと、先程まで探知に引っかからなかった魔力を感じ取ることができる。


 手際よく雪角ウサギを数体とホワイトボア1体狩ると、その場でバラし持ち運びしやすくした後に、師の待つ場所へ戻る。


「なんだ随分と時間かかったな。それにそいつら相手にそんなにボロボロになってるんじゃ、まだまだだな」


「すみません。少し転んでしまいました」


「まぁいい。ほら飯ができてるぞ」


 そこには豪華とは言えないが、肉が中心の沢山のご飯が並んでいた。


 それを見てカイオルは静かに首を横に振り、話を催促する。

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