混じらないモノ#01
「あれは、オークか?」
人の数倍の巨体を持ち、そのオークが人間となにかやり取りをしている。
それを周りの人間たちは気に求めていない様子だ。
「人間と魔物が交流しているのか? そもそもここはどこなんだ?」
辺りを見渡しても、現代のような華やかな街並みではないため、ここがどこなのか理解をすることができない。
ただ分かることは、この景色の中では、現代とは異なる文化が生まれているということだ。
そうしていると再び景色が代わり、今度は何やら会議を行っている場面へ移る。
等間隔に設置された席に座る五人が話し合いをしているようだった。
『それでは今後はそのように』
『わかった。こちらも技術を持つ魔物を派遣しよう』
そういうと一人の金髪の男が席を立ちその場を後にする。
その場に残った4人はしばらくして、再び口を開き話し始める。
『それで、計画はどうなってるんだい?』
顔は見えないが声からして女性であろう人物が切り出す。
『いつまであの汚らわしい者共を、蔓延らせるつもりだい?』
それに答えるように別の男が口を開いた。
『そう焦ることはない。 力はあの者たちの方が上なのだ。変な動きをして、それこそ計画が台無しになることを避けたい』
『ちっ!』
『まぁあいつに任せておけばいい』
『本当に大丈夫なんだろうね? あんな空を飛ぶトカゲたちに任せて』
『この場ではいいが、くれぐれも面と向かってそんなことを言うなよ? 中立の立場に居て、それでもって友好的関係を結べているのだから。それを反故にされるようなことは謹んで欲しい』
意見が飛び交う中、それをまとめるように一人の男が口を開く。




