表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王で始まる異世界生活  作者: 野薔薇 咲
Act.07~死の国、モンス王国と鬼神カイオル~
168/314

霊宝剣#02

「ハヤト。お前は魔力探知ができるか?」


「お生憎様だが、俺にはそのセンスがないらしい。頼むならライカの方がいいと思うぞ」


「ライカ、魔力探知をお願いできるかな?」


「あんたに呼び捨てされるの気に食わないけど」


 少し怪訝な顔つきをするライカを見ながら、『ライカちゃんって呼ばれることも嫌がってたのに、どう呼ばれたいんだ?』と隼人は内心疑問に持つ。


「えっと、ライカちゃんと呼んだ方がいいかな?」


「あんたより年上ですけど」


 この場にいる隼人を除いた全員が苦笑いをしながらやり取りを見守る。


 このままでは埒が明かないと判断した隼人が横から割って入る。


「魔力探知をすることでなにかわかるのか?」


「あぁ」


「だそうだ。やってくれライカ」


「わかった」


 隼人の言うことはすんなり聞くあたり、まだまだカイオルとの溝は深そうだと感じる隼人だった。


 ライカが魔力探知を行うと首を傾げる。


「ねぇ、範囲はこの城でいいんだよね?」


「もちろん。そもそもそれ以上の範囲の魔力探知はできないだろう?」


「ライカがやろうと思えば、この街全体ぐらいは軽く探知出来ると思うぞ」


「この街全体って… 魔術師複数人でも可能かどうかのレベルを一人で?」


「魔術師複数人でするようなことを、たった一人でやってしまうぞ」


 その凄さを理解できるのは戦いに身を置く者たちだけで、国王やアンジェリークなどはピンと来ていない様子だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ