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魔王で始まる異世界生活  作者: 野薔薇 咲
Act.07~死の国、モンス王国と鬼神カイオル~
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決意#02

「で、どうするんだ?」


 隼人はベルザが残した質問の答えをこの場で改めて求める。


 十分に吟味する時間は有ったはずだと、既に持っている答えを求める。


 その答えを待つ隼人以外に、扉の前では話が終わるのを待つ二人がいた。


「一体何を話しているのでしょうか?」


「わかりません」


「あの二人は仲がいいのでしょうか?」


「仲は良くないと思います」


「では喧嘩をしているのでしょうか?」


「それはないと思います、多分ですが」


 アンジェリカの投げる問いに対して、短く返すアンベールの会話はお世辞にも楽しいそうな会話には思えない。


 その証拠にアンジェリークが非常に退屈にしている。


「アンベール、あなたお話が下手くそね」


「下品はお言葉はお辞めください」


「あーもう、覗いちゃおうかしら」


 扉に手をかけるアンジェリークは今にも開けそうだが、それを優しく止める。


 その二人に声をかける人物が現れる。


「なにやってんのさ」


「あら、ライカ様! 聞いてください、アンベールとのお話が面白くないんです」


「それはご愁傷様。で、隼人は中にいるの?」


「えぇ、カイオルと一緒です」


「げぇ、ここロリコンの部屋なわけ」


 明らかに嫌そうな顔をするライカだが、二人を押しのけて扉に手をかけ開けようとする。


 それを今度はアンジェリークが止めるが、それを制して勢いよく扉を開ける。

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