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魔王で始まる異世界生活  作者: 野薔薇 咲
Act.07~死の国、モンス王国と鬼神カイオル~
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カイオルvs孤絶の大蛇ゲルドラ#01

「二天一流:一閃」


 旋風が発生するほどの勢いでお互いの位置が入れ替わり、鋭い斬撃音と共にその首が落ちる。


「師から受け継いだ技だ。しっかり味わうといい」


 重量感のある鈍い音を立てて地面に首が落下する。


 それに反応して残りの首が暴れる。


 意識は別個であっても、痛覚は共有している。


 暴れることで辺りへ被害を出すが、少しして落ち着きを取り戻し再びカイオルに向き直す。


「自分より小さく弱い相手だと思っていたのだろう?」


 口を開き喉の奥で空気を裂くような音をだし威嚇を行う。


「残念だが私はそんなに簡単ではない。残りの首も早々に落とさせてもらうよ」


 カイオルは一歩踏み込むとその場から姿を消す。


「往生着の悪い奴だな」


 隼人は逃げるアーネルを追いかけていた。


「いい加減、止まってもらうぞ」


 雷脚を使い一気に正面へ回り込み、その足で蹴りを放つ。


 空気を裂く雷鳴と共に閃光が走る。


 しかし、アーネルは飛び上がり体を捻りながら避け、速度を殺すことなく走り抜ける。


「どう思う閻狐」


 体制を整えながら、行動に異常性が見られるアーネルに疑問を抱く。


「ただ逃げてるわけじゃなくて、何か目的があるように感じるね」


「城へ向かっている訳もなく、かと言ってこちらに反撃をしてくるわけでもない」


「とりあえず止めるしかないか」


 再び追いかけようとした時に、後ろから男の声に呼び止められる。


 声のほうへ振り向くとそこにいたのはクレムだった。


「ハヤト! ずげぇ音がするから来てみたら、一体何が起こっているんだ?」


「説明したいが今は時間がない。クレム、2つ頼みを聞いてもらえないか」

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