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Encode Disc  作者: 楓乃葉
2/2

彼女の来た世界-雅

娘の雅編、1

突然、眩い光が画面から溢れだした。それはボクを包み込むように柔らかく広がっていって・・・

〜〜〜〜〜

何だか暑い・・・。ここはクーラーの効いた快適な部屋のはずなのに。頬に何だか変な感触が。何だ何だ?だんだんと意識が覚醒する。そういえばボク、なんで寝てたんだっけ?

「キュ?キュー?」

ん?なんだこいつ?ってかどこだここは?おお?何でボク服来てないんだ?え?ボク服来てないの!?ホワイ!体を勢いよく起こす。

ここはどこ?木の床に布の壁?あ、服置いてある。ん?出口もあるぞ?ちょっと覗いてみよう。顔だけ出して外側を覗いてみた。

「おおー。みどりだー。」

ん?緑?おぅ!じゃんぐる!ボクは今ターーザン!やばい混乱してる。取り敢えず服着るか。

にしても何なんだとの状況。隣で可愛いもふもふかわうそが泣いてるし。全裸だし。ってかボク女の子よ?酷くない?しかもこれ服じゃなかった。ボク原住民じゃないんだけど?布なんだが。うーん。どうしよ。サバイバル?する?何だかこんな状況で落ち着いてる自分が怖くなってきたが。あ、さっきターーザン!とか言ってたわ。全然落ち着いてない。

「キュー。キュキュ?」

にしても本当に何なんだろこいつ。非常食?みたいな目でもふもふかわうそを見てると

「キュー!キュキュ!」

怒られた。でも可愛い。決めた。こいつペットにする。何かボクに懐いてるみたいだし。さて、と。外に出るか。

うん。緑!真緑!ここ、いず、べりぃぃいいい、ジャングルぅううう!さて、今こそBSのあの番組を思い出せ。まずは靴だ。虫が危険らしい。あ。靴あった。懇切丁寧にキャラバンの入り口に置いてある。ってかこれキャラバンだったのね。運転席(?)には誰もいない。よし。状況把握。

ここは気づいたらここはジャングルで、謎のキャラバンに乗っていた。もふもふかわうそが隣にいて。うん、まったくわからん。ここで待ってた方がいいのかな?ま、取り敢えずここを拠点にしてサバイバルしますか。

「キュキュ!キュー!」

もふもふかわうそが鳴いた。

もふもふかわうそ

正式名称:ヒトマトイ

人に愛されるような見た目を持ち、媚びるようにして餌をねだる。個体にもよるがまといぬしを守るように動いたり、人が食べられるものの場所を示したりする頭のいい生物。そしておこぼれをねだる。人と共存関係を築いている数少ない生き物。

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