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脱サラリーマンの冒険記  作者: 団子 虫
第三章 イノシシ編
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イノシシ編 閑話その6 ある女冒険者 3

二度目の火だるまになったおっさん。

どうやらゴブリンマジシャンが火魔法を使ったようだ。


うずくまるおっさん



しかし、様子がおかしい・・。




ウオオオォォォーー



急に立ち上がり、おっさん突然の咆哮



結構離れているはずだけどこっちまでビリビリしてきた。



というか、遠くなので詳細は見えないけど、もしかして全裸?



いろんな意味であんなにボロボロに見えたおっさんは急に跳び上がり、後方にいたゴブリンマジシャンを一瞬で倒した。

その後も周りにいたゴブリンたちをなぎ倒していく、もはやどちらがモンスターなのかも分からないぐらいの暴れようだった。


最後に少し離れていたゴブリンにはナタを投げて仕留めた。


強すぎる・・・。

実際に早くて何をしたのか分からない、分かるのはおっさんが倒したという結果のみだった。



ただ、ミレイは冷静におっさんに纏わりついていた火を消す。

何故かは分からないがミレイは冷静に対応していて、おっさんの動きもきちんと見えているようだ。


対峙するおっさん(全裸)とゴブリンジェネラル鉄鎧。

どっちもモンスターに見えるが、丸腰のおっさんが勝てるのだろうか・・・。



にらみ合いが数秒続き、ゴブリンジェネラルが先に動いた。


速い!大きな体に似合わず動きは機敏なようだ。

おっさんへなぎ払い気味に切り込んで、間に合わない、避けれない。


えッ!?


パシッ、とゴブリンジェネラルの手を掴み、動きを止めた。



えぇぇー!!



パァーン!パンチを振りぬくとゴブリンジェネラルの鉄の鎧ごと木っ端みじんにした。


おっさんの足元にはゴブリンジェネラルの血肉が砂に変わっていき、最後には大きな魔石が転がっていたのだった。




きゃぁぁーー



振り返ったおっさんは、全裸であそこが・・。



次は私たちが別の意味で危ない!

迷わずケイと一緒におっさんに刃を向ける。

歩み寄ってくるおっさん(ヘンタイ)、揺れるあそこ、もう見たくない・・・。



「安心したまえ、私は大丈夫(へんたい)だ。」


ちょっと言っている意味が不明だけど、私たちを襲う気はないようだった。

ユウはもはやおっさんに向かって火炎魔法を放ちまくり、数発連発した後は気を失って倒れた。


おっさんはいそいそとパンツ(Tバック)をはいて、一応あそこは隠れた。

隠れたけど、身体がボディビルダーのようにムキムキでなぜか少し色黒している。

顔も少し変わっていてダンディな感じなんだけど、身体とのギャップで余計に変態にしか見えない。


その後、ミレイだけは普通に接していたが、私たちは無言のままドロップアイテムを回収してダンジョンを後にするのだった・・・。


ユウはギルドの医務室へ連れていった。

ただの魔量切れで気を失っているとの事で明日には退院することになった。


おっさんはなんだったんだろうか・・。

ユウを送って、私はミレイに聞いた。


「なんだったの?おっさんは一体何者なの?」


ミレイは少し考えた後笑顔で言った。


「強くて、優しい人だよ。」


その笑顔は決して嫌味の無い、純粋な気持ちなんだろうな。

でも、私はもうおっさんとはダンジョンに行きたくもない、むしろもうダンジョンには入りたいとは今は思わない。


いつものダンジョンの帰り道とは違って、家に帰るまでの足取りは重たかった。。。


いつも読んでいただきありがとうございます。

すくすくとブックマークも増えており、私はやる気もすくすく出ています。(主人公の息子も。。。)

(誤字脱字は多いので訂正などもしてもらえればと思います。)

引き続き読んで頂ければと思いますのでよろしくお願いします。

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