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脱サラリーマンの冒険記  作者: 団子 虫
第三章 イノシシ編
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イノシシ編 第41階層

シャワーで汗だくになった身体を綺麗にして、ミレイちゃんとの業務連絡会ことデートに向かう。


集合場所は、いつもの喫茶店。


ですよね。えぇ、知ってました。

まあ、相変わらず早めに言って朝飯ついでにミレイちゃんを待つことに。


トーストにコーヒー、この店のコーヒーはダンジョン産のものもあり、値段を無視すれば味も良いし頭も冴える効果があるらしい。


トーストとコーヒーを食べ終え、集合時間よりも早くミレイちゃんがやってきた。


私服姿の彼女は、女神や・・・。


さて、冴えた頭で気持ちを切り替えて報酬の取り分けを決めるかな。


「ディナミスが殆ど片付けてしまったし、今回は俺が3分の1でミレイちゃんが3分の2でいいかな?」


「いえいえ、ディナミスは私の所持品ですので、折半で問題ありません。それでも私がもらい過ぎているような気がするんですが・・・。」


「ん~、そうかななら折半で良いか。」


まあ、ここで無理を通してもしょうがないので折半という事で決まった。


早い、決めるのが早すぎた・・・。

昼にもなっていない。


「良かったらどこかに行きませんか?」


「えぇ? も、もちろん良いですよ。」


まさかの展開で冴えた頭でも理解が追い付かない、変な声が出てしまった。

どこに行くのか?と思いつつも結局向かった先は防具屋だった。


「いらっしゃい、珍しい組み合わせね。」


マダムの艶っぽい声が聞こえてくる。

いかん、いかん。ミレイちゃんがいるのでピシッとしていないと。


ただ、前回の武器で残高があんまりなかった気がしたんだが・・・。

まあ、見るだけみようか。


「あなたにピッタリの装備があるわよ」


不意に首元に腕を組まれ、耳元で艶っぽい声でささやかれた。

背中に立派な(むね)が当たってます。

やばい、俺のものも立派になりそうだ・・・、というかなぜ、俺の後ろにいるんだ?


というか声を掛けられ腕を組まれてもまったく気が付かなかった・・・。


少し色々な箇所が硬直しているとミレイちゃんがジト目でこっちを見いるのに気が付いた。


「あ、あのちょっと、放してもらえませんか?」

心の中ではずっと離さなくても良いです、むしろずっと・・省略・・。

ミレイちゃんの前でなかったら完全に落ちてたな。


それもアリなのか分からないが危なかった・・・。


「あら?意外と真面目なのね。はい、コレ料金は後払いでも良いから良かったら購入してね。」


渡されたのは、トラの顔?いや、トラのマスク・・・。


「かっこいいですね。ケンさんこれ良いんじゃないでしょうか?」


これ被ったら完全にタイガーマ〇クやん。

パンツやし、ブーツやし。ただ、今までの変態装備よりもマシか・・・。


という事で、俺はタイガーマ〇クを購入した。

ついでに全壊した装備、マスク以外で一式揃えた。

料金は聞かなかったことにした。タイラントボアの魔石が高価であると信じて明日からの自分に投資した。


ミレイちゃんは黒鉄の鎧と聖人のローブがあるので要らないとのこと。

というか、これ以上なものはこの店には無いらしい。

マダム曰く、日本で持っているのはミレイちゃんぐらいらしい。


なんでミレイちゃんが持っているのかは、不思議だが、これも聞いたら後悔しそうなのでそっとしておく。マダムは知っていそうな顔だったが面倒な事はそっとしておくのが一番なので聞かなかった。



さて、装備も買ったことだしマダムの店を出ようとする。


「なら、これあなたの部屋に送っておくわね。これからも御贔屓によろしくね。」


仕方ないとはいえ、またかなりお金を浪費してしまった。

気が重いな・・・。と落ち込んでいると。


「今度は一人で来てね、今日の続きをしましょうね。」

マダムはすーっと俺に近づき耳元でささやかれ、ドギマギしながら店を出た。


少し落ち着いたころ


そろそろお昼の時間という事でおススメの店を教えてもらいミレイちゃんと一緒に取ることにした。


二人して歩く何ともない道での会話。

ダンジョン内でもない時の何気ない時間がなんだかおっさんは一番ホッとできるな。


そんなおっさんがほっこりしながらお昼を食べに移動する。


読んでいただきありがとうございます。連休中は頑張って更新していきますのでご声援お願いいたします。

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