イノシシ編 第29階層
まだアスファルトに俺の熱いキスをしたまま動かせない体。
朦朧とした意識の中、激痛だけを感じて回復するのを待つしかない。
とりあえず追撃はない、気絶したフリでもしておくか・・・。少しでも早く回復しないとな。
足音が聞こえる、数人はいる感じだ。
「おい、殺しちまったんじゃないだろうな・・・。」
「そんな心配すんなって、気絶しただけだろ。早いとこすましちまおうぜ。」
うぅ、まだ頭がガンガンする、まだ動けない。
「おい、ただ金だけ奪っても面白くねえから面白いことしようぜ・・・、一昔前のマンガみたいに服破り捨ててゴミ捨て場に捨ててやろうぜ。」
「たしかに!いいなそれ、冴えない中年にはお似合いだな。」
げらげらと笑いながら俺の服を破っていく男ども、抗いたいがまだ体が言うことをきかない・・・。
ユニク○の上着を破り、ズボンはご丁寧に脱がしてくる。
「おっやっぱり結構金持ってんな。お小遣いゲットー。」
まさかこいつら俺の後ろの○が狙いなのか!?と少し焦ったがただ脱がしたいだけだったようだ。
ズボンが脱がされパンツだけになったあたりからか身体に力が熱が戻っていく感覚がしてきた・・・。
寒い・・・。
奥から、身体の芯から温かくなってきた。
いや、身体が熱い・・・。
股間が熱い・・・。
「おい、こいつ少し大きくなってないか。」
「脱がされて興奮するなんてどんな変態なんだよ、キモっ!?」
またしてもゲラゲラと笑う男達。
うつ伏せのまま、私のパンツを破ろうとする男の腕を掴んだ。
「離せ!くそ、この変態っ!」
振り払おうとするが、私は離さない。
ゆっくりと立ち上がり、そして私は彼らの間違いを指摘する。
「私は・・・紳士だ。」
ついつい握っていた手に力がはいってしまったのか、ぽきりと男の腕をへし折れてしまった。
「う、腕が!クソが!離せぇーー!」
「少し、カルシウムが足りないようだな。」
やはり、一日一本、三日で三本飲まないといけないな。
どや顔で忠告しておいた。




