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脱サラリーマンの冒険記  作者: 団子 虫
第一章 研修編
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研修編 第6階層

ようやく戦闘シーン?

いえ、ただの叩きゲームです。

朝は早めに起き、休憩所で簡単に朝食を済ませる。

今日の朝食は、コーンスープとツナサンド、やはりパンものにはスープが必須だな。

身体をほぐす為ストレッチをしながらゲートへ向かう。


研修中なのでダンジョン入場の開始時間が午前中と指定されているが、

早朝はあまり人がいないのでスムーズに受付が出来、

ダンジョン内でモンスターの取り合いにならなくて良いと聞いているので、

研修期間終了後も続けるようにとギルドから指示されている。


まあ、別に朝起きられない体質でもないので研修が終わっても変えるつもりは無い。


「研修生の番号33番の方、

 本日から来週の研修終了試験の受付が始まりますので書類にサインと母印をお願いします。

 なお、受験資格はレベル5以上ですので試験当日までに準備のほどよろしくお願いします。」


受付の人からの事務処理を淡々と行った後、

レンタル防具と武器を受け取りいつも通りダンジョン入り口付近のオオネズミを狩りながら魔石を集める。


オオネズミは、そのまんまネズミが30cmぐらいまで大きくなったようなモンスターだ。

唯一の攻撃方法の噛み付きにさえ注意すればまったく問題ない。


ここの研修者用のダンジョンの入り口付近にはオオネズミしか出ない、

しかも集団で行動していないので初心者でも簡単に狩る事が出来る。


ただ、ダンジョンアイテムをほとんど落とさないのが難点らしい。


レンタル防具は皮製の胸当て、武器は1mほどの棍棒。

定番RPGの初期装備よりは少しはマシだなと思いつつ、モンスターを倒しては魔石をこつこつ拾っていく。


朝から3時間ほどダンジョンでオオネズミと生死を賭けた一方的に狩っていたので、

少し身体も疲れてきたのでゲートに戻り少し早めの昼食と休憩をとることにした。


そろそろ試験に向けてレベル上げしないとな・・・。

レベル上げか、ゲームの世界みたいだな。

と、今更ながらそんなことを思いながら昼食を取るのだった。


もう何匹倒して、何回叩いたか覚えていないぐらい叩きまくった。

まあ、ストレスの発散と考えれば、苦じゃないなと思いながらも結局、

夕方まで追い駆けっこをして結構な量魔石も集まったのでゲートへ向かった。


「研修生の番号33番の方、帰還を確認いたしました。

 本日提出していただきました魔石を鑑定させて頂きます。」


「これで全部です。」

と魔石を全て受付けのテーブルに置いた。


「承知いたしました。魔石の金額は27,000円になります。」

今日もまずまずの成果でホッコリだ。新作ゲームでも買おうかな・・。

そんな妄想に胸を躍らせて受付を離れた。


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