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脱サラリーマンの冒険記  作者: 団子 虫
第一章 研修編
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研修編 第5階層

すいません、まだ戦闘は始まりません・・。

ヒカルには悪いが、マサの自慢話も聞いている側にも限界がある。

さて、飲み物ついでに少し周りの研修者でも見てみようかな。


ある一角で騒いでいるテーブルが視界に入った。

少なくとも温厚そうなグループではなかったので、かなり目立っている。

周りに座っている冒険者はいなかった。


同じ同期であんな顔の奴らは居なかったはず、たしか俺らの前の第二応募の連中だ。


まず、第一応募の冒険者は国運営の攻略を行う攻略組は自衛隊を中心、

第二応募では警察官、前科持ちの再雇用を第三応募の一般募集と続いている。

この三つのタイミングは大体3ヶ月間隔ほど開いている。


三ヶ月以上も研修ダンジョンにいるってことは、

やる気が無いのかレベルが低いのか、戦闘が苦手かのなんらかの問題がありそうだ・・。

触らぬ神にはなんとやらなので、そっと目をそらした。


さてと、飲み物を追加で買ったので席に戻ると、

元の席でいまだ盛り上がっているマサに辟易しつつ、叩かれないようにヒカルの横に座った。


さらに小一時間ほどマサの話を聞いていたが、ようやくマサの話もようやく終わり、

満足したようなので、三人して休憩所を離れ各々の部屋へと戻った・・。


自分の部屋に戻るとシャワーを浴び、崩れるようにベットに横になった。

俺のような研修生は全員住込みでダンジョン攻略を行っている。

研修生には各自にベット、シャワー、トイレが着いた8畳ほどの質素な部屋があたり、研修期間中のみ無料で使用できる。

少し狭いがずっと住みこんでいたいぐらい立地は良い。

ゲートからは歩いて帰れるところにあるので各自徒歩で帰宅できる。


ダンジョン探索は危険・汚い・キツイの3Kで、特に危険に関しては突出している。

常に死の危険があり、普通の人ならまず応募もしないし、転職に踏み切らないだろう。

しかし、ダンジョン適性と運さえあれば短期間で大金を稼ぐことも出来るので転職希望者は少なくは無い。


会社の方針に合わず、上司との衝突、後輩に仕事の成果を取られては失敗を押付けられたりと・・・

以下省略。

そんなこんなで、精神的にヤバくなって退職届を準備していた、

その時にたまたま見たダンジョン冒険者の公募に悪ふざけで応募したら簡単に試験に合格したので、無職になるよりかはマシと思い冒険者への転職を決意した。


そんな事を考えながら、自然に眠りに落ちていった。


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