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脱サラリーマンの冒険記  作者: 団子 虫
第三章 イノシシ編
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イノシシ編 第16階層

ダンジョンを進むと早速、数メートル先にゴブリンが見えた。

見えたゴブリンは3匹、最初の集団での戦いでは丁度良いと皆で判断し、戦闘に移る。


まず俺が突っ込んで行き、ゴブリン達の注意を引く。


パンツ一枚の変態スタイルの状態だったら、

肉や骨を切る感覚が多少手に伝わる程度で簡単になぎ倒せていたが、

今の普通に服を着ている状態だと抵抗を物凄く感じる。


ナタで頭を半分ほど陥没させ、ゴブリン1匹を倒した。


この状態でも一撃では倒せたのは嬉しかった。

しかし、力を込めた分次の動作も遅れるし、体力の消耗がかなり激しい。


残りの2匹のゴブリンが俺に襲い掛かかろうとするが、

その前にアツコさんとケイさんが隙を見て攻撃をして、阻止してくれた。


アツコさんは薙刀でゴブリンを切りつけたが、ゴブリンの受けたキズはあまり大きくはない。

ゴブリンは傷を受けたが、深手では無い様で逆上して怒り散らしており、

キズを省みずにアツコに飛び掛ろうとした。


俺はそのスキを見て、後ろからゴブリンを切り倒した。


ケイさんは、ゴブリンを片手剣で切りつけたが、ゴブリンのキズはほとんど無く、

余裕の表情を見せるゴブリン。


しかし、ケイさんにだけ集中しており、

横から来るユウさんの放った火の玉が直撃して丸焦げになった。


戦闘終了後にはミレイちゃんの魔法「癒しの手」で体力を回復してもらい、

次の戦闘に向けて歩き出した。


順調だ。

当たり前だがチームを組むとリスクが減って効率が上がるな。


チームってすばらしいな。

普通に会話してもらえているのが嬉しい。

今まで周りからは冷たい目、蔑んだ目で見られていたからな。


そんなこんなで、順調に進み初めてのチームでの探索だったが、

15階層まで行き、一旦戻ることにした。


ギルドでの換金は皆で等分するという事を職員に伝えて、

反省かも含めて休憩所で夕食を一緒にとった。


特に目立った問題も無かったので、Lv.を上げていって、

ダンジョンボスを倒すのを目標に頑張ることになった。


ミレイちゃんらのチームは、本気で冒険者になるというよりかは、

お小遣いを稼ぐ割の良いバイト感覚のようだ。


アツコさんは薙刀を学んでいたようで、かなり使い方を熟知しているように見えた。

反対にケイさんは運動は得意だが、普通の女の子のため剣なんてものには無縁だったようで、

戦闘は出来れば離れて魔法で攻撃したいらしい。


細かい指摘は色々出たが、少しずつ改善していくという事で、食事が終り解散となった。

見栄を張り、食事代は全て俺が払った。一応、一番の年長者だからな。

決して下心があった訳ではない。久々に人との食事でテンションが上がってしまっただけです。はい。


しかし、5人で5万円か高いな・・・。

色々食べたからな。


久々に多人数で取った食事はいつもより美味しく感じられた。

自室へ帰宅して、いつもよりも疲労があるせいか直ぐに眠りに付いた。


現在の所持金

約180万円

昨日まで:150万

収入:35万


その他食費 -5万(ミレイちゃん達を奢った為)


感想、評価、ブックマークありがとうございます。

今後ともご贔屓に。


女の子を書き始めましたが、どうもしっくりきませんので、

主人公には悪いですが早々にカットしていこうかなと思います。

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