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脱サラリーマンの冒険記  作者: 団子 虫
第三章 イノシシ編
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イノシシ編 第15階層

「と、いう事なのでよろしくお願いします。」

簡単にムトウさん(ギルドマスター)に報告をした。

社会人として報連相は大切だ。今回は相談が抜けていたが目を瞑ってもらおう。


「何がなんだか全く分からんし、何を勝手に決めてきたんだ。」

呆れた様子のムトウさんだったが、週に3日間だけならと許可を貰った。

あと、期間は1ヶ月以内との事だ。

スキル露出を使うならいつまででも良いと顔をニヤリとさせていた。


露出を発動した状態で女冒険者と一緒に冒険なんて不可能だ、

分かってて言ってやがるなこのハゲ(ムトウさん)め・・・。


まあ、これで晴れてハーレムなチームに入れるな。

俺にもモテ期が来たか、長く険しい人生だった。

俺の青春はなんだったんだと、思い出すだけで目頭が熱くなる。


さて、三日後に一緒に探索する約束をしているから防具を揃えないとな。

今はまだ懐が寂しい。


安い物でもいいから肌を隠せるものを買わないと。



しかし、買えたのは、厚めのタンクトップにGパンみたいなのか。

これだけでも25万もするのか、ダンジョン産で作った防具は高すぎる・・・。


さて、これで準備は整った。


明日から早速俺のハーレムな冒険が始まるのか・・・。

脳内はピンクな想像でいっぱいだった。


久々に明日が待ち遠しく、ベットの上でゴロゴロしていたが、

遠足前の小学生レベルのまま成長していないかと思うと少し冷静になって眠りに付いた。


「今日から助っ人をしてくれるケンさんです。」

ニコニコと皆に紹介してくれるミレイちゃん、今日も特に胸が輝いています。


「前衛で魔法は使えないですがよろしくお願いします。」


アツコさん、ケイさん、ユウさん共に簡単に自己紹介をして、

簡単にフォーメーションの打ち合わせをしてダンジョン探索が始まった。

冷たい目で見られないだけで幸せを感じる自分は今まで酷い環境だったんだなと一層自覚した。


フォーメーションについては、

俺が最前で敵を引き付け、アツコさんとケイさんがスキをついて攻撃と後方にモンスターが行かないように攻守のバランスをコントロールしながら戦う。

ユウさんは後方から魔法で攻撃、ミレイちゃんも同じく後方から支援と回復を行うとのこと。


不安なのが、このダンジョンでは露出無しの状態でどこまで行けるかが分からないな。

とりあえず、今日は5階層あたりまで行って様子を見るだけだから大丈夫だろう。


いつもとは異なり、仲間と一緒にダンジョン探索でワクワクしながら

軽い足取りで楽しい雰囲気でダンジョンを歩き出した。

評価・ブックマークありがとうございます。

今後ともご贔屓に。

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