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脱サラリーマンの冒険記  作者: 団子 虫
第三章 イノシシ編
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イノシシ編 第5階層

ゴブリンやこのダンジョンで多く出現するビックボアを力に任せて切り倒し、

稀に出てくるホーンラビットという、角の生えたウサギは少しモフモフしてから苦しまないよう絞め殺していた。


アイテムボックスに魔石やドロップアイテムを入れて進んでいく。

基本的には魔石だけだが、稀に毛皮や肉、角などそこそこ拾った。

ビックボアからのドロップアイテムの肉にはオブラートのような薄い膜で覆われていてた。


モンスターの肉は美味しいのだろうか・・・。

食べれるなら試食させてもらうのもアリかな。


特に危険を感じず、どんどん進んでいった。


気が付くとあっという間に8階層まで来てしまった。

このダンジョンの各階層は広くないようで適当に進んでも数時間でここまで来てしまった。


さて、少し小腹が空いたので、休憩しようと場所を探していると、

前方から人の声、戦闘音が聞こえてきた。


気になって足早に向っていくと。


同じチームと思われる女性4人が戦闘をしていた。


かなりの数のゴブリン達に囲まれており、目に見えて苦境だと判断できる。

1人はかなり大きな怪我をしているのだろうか、僧侶らしき仲間に手当てをされている。


ゴブリンどもを食い止めているのは戦士系だろうか、

薙刀と槍を装備している者が2人、ゴブリン達を食い止めている。

見るからに手当ての邪魔をさせないように戦闘を行っていた。


ここは手助けすべきなのだろうか、

基本的にダンジョン内でのモンスターの横取りはご法度だが・・・、


誰かがやられる前に助けてあげたいが、私の格好もなかなか刺激が強いからな。

しかも今までの経験上十中八九変態に間違われる。


下手に手助けしても、

その後モンスターと思われて攻撃される可能性も考えると難しい問題だ。


なら、攻撃される前に逃げれば良いのか、

とりあえずゴブリンを倒して、すぐに逃げるという作戦で行こう。


そうと決まれば早速、行動に移らなければ。


きっと普通ならこんな苦境にイケメン主人公が駆けつけるのがゲームなんかの定番だろうが、

マスクを被ったパンツ一丁の紳士(おっさん)で申し訳ない。


現実は厳しいという事を身を持って伝えられればと考えながら、

ゴブリンの集団に突っ込んでいく。

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