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脱サラリーマンの冒険記  作者: 団子 虫
第三章 イノシシ編
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イノシシ編 第1階層

新章始まります。

防具が出来るまで1週間は謹慎とのことで、

食事以外は部屋から出ずに全て着信拒否したスマホをイジりながら、

新作から準新作になったゲームをしたりと怠惰な生活を送っていた。


そうこうしていると一週間もあっという間に過ぎたので、マダムがいる防具屋に向った。


久々に見る太陽。


目が目が・・・。


ふう、太陽の光が染みるぜ。


「あら、いらっしゃい待ってたわ。」

今日も前回と同じように出迎えてくれたマダム。

早速、俺専用の防具でも見せて貰おうか。

どんな防具が出てくるのかわくわくだな。


手渡されたのは、黒色の皮製のマスク下着とベルト、緑色の靴だった。


ん?

防具にしては数が少ない。

しかもかなり軽い。


やはり、スキル露出に合わせたのか、ほぼ下着。


防具とはいったい何なのだろうか。

身を守るものじゃないのか?なのに何でほとんど肌を出すものになっているんだ?


「レザーマスクを被ってパンツ一枚とか変態というかそういうプレイにしか見えないんですが、

むしろモンスターにも見えてくるんですが・・。」


流石に見た目が酷いと思いマダムに文句を言うが、

「そう言われても、ギルドマスター(ムトウさん)からの依頼通りなのよ。

 顔を隠せて、スキル:露出(へんたい)を活かす防具って聞いてたわ。

品は良いから、とりあえず使って。他の防具は後から追加すればいいじゃない。

最後に、もしそういうプレイが好きならいつでも声をかけてね。」


とりあえず、最後のコメントは無視した。


くっ、あのじじい(ムトウ)・・・。

仕方なく受取り、ますは精算についてだが、


「安くしといたから全部で300万円になるわ、貴方の口座から引いとくわね。

それと私からの特別なサービスでスパッツをもう1枚付けといたわ。」


「え?」

予想以上の価格に思わず声が上擦ってしまった。


「ギルドマスターから聞いてなかったの?まあ、あの人(ムトウさん)なら仕方ないわね。」

マダムも驚いているというか呆れていた。


「なら、料金のことはこの際は置といて防具の説明をするわね。

スパッツはブラックホースの毛から作っているわ。

本来なら中級者向けだけど、貴方のサイズ(あそこ)にぴったり合うように編んであるわ。

靴はリザードの皮から作っていて、水にも火にも強くいのよ。

しかもそこそこ、柔らかく履き心地も良いし安くて貴方のような初心者にはお勧めよ。

レザーマスクとベルトはブラックホースの皮から出来ていて、この艶と強度、

特に斬撃に強いのが特徴よ。少し高くつくけどスパッツと合わせたわ。」


くっ、説明されると良く分からないがなんとなく凄いと思ってしまう。

しかし、払えなくはない。


冒険者用の防具って高過ぎだろ・・・。


これで羽目を外すことも出来なくなった。


早速ダンジョン攻略をして稼がないと。

まあ、今の状況だと外に出たところでさらに騒ぎになりそうだし、

羽目を外すのは少しの間は諦めるか。


その後、誰にも見つからないようにそそくさと防具屋をあとにした。


評価・ブックマークありがとうございます。

まさか、まさかのブックマーク200になりました。嬉しい限りです。

今後とも心折れずに頑張りますので、応援してもらえると幸いです。

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