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脱サラリーマンの冒険記  作者: 団子 虫
第二章 ウサギ編
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ウサギ編 第5階層

ふう、今日も張り切った。


気が付くと太陽の位置も高くなり日差しがキツくなった。


このダンジョンに来て、3週間ぐらいが経過した。


朝食を食べて、昼間で探索、草原でウサギを見ながらお弁当を食べて帰還。

夕食まで某動画サイトもしくはゲーム、就寝といった感じで過ごしている。


リンさんは事務的な対応しかない。

なんかラッキーすけべとか、主人公補正のハーレムとか、何も起きない。


まあ、人生こんなものか・・・。

再確認させられた、私の人生はハードモードです。


さて、そろそろ帰還しようと、空の弁当箱を持って不意に周囲を見たら、

小高い丘の上に立っているウサギが遠くに居るのが視界に入った。


ん?


直立しているウサギが此方を見ているように見える。


目の錯覚かな、話ではユニークモンスターって発生するのがそもそも少ないんだよね。


しかも目が合っているような気がする。


嬉しくない、あんなモンスターと目線が合って嬉しい奴なんていない。

リンさんとは目線が合いたい、ただ今まで一度もないけどね。


奴が近づいてくる前に最速で帰還ゲートにくぐった。


「リンさん、俺見ちゃいました・・。例のユニークモンスター。」

魔石に毛皮を渡す際に今日目撃したモンスターについて報告した。


「そうですか、玉兎(ぎょくと)の出現周期まだまだのはずですが・・・。

しかたないですね、残り1週間はダンジョンでの探索はしなくて良いです。

ケンさんは既に契約のノルマを達成されていますので、無理して探索しなくても大丈夫です。

 今から連絡をして前任者に対応してもらいます。」


えっ、あっさりと業務終了を宣告された。

しかも、玉兎(ぎょくと)ってなんだ。


「玉兎とは、月兎げつととも呼ばれています。

簡単に言えば杵と臼を持った兎です。

月の模様でもちをついている兎に因んでそう呼んでいます。

また、戦闘能力は非常に高く獰猛です。

前の討伐時はレベル30以上の冒険者が対応を行いました。」


おーと、それはヤバイモンスターですね。

そんなヤバイモンスターが出るようなダンジョンを俺は探索していたのか・・。

今まで出会わなくて良かった。


1週間も働かなくて良いのが分かって嬉しいのだが、暇だ・・・。


嬉しさもありつつ、明日から何しようか迷いながら眠りについた。


評価、ブックマークありがとうございます。

今後ともよろしくお願いします。


ご意見頂きましたので、一部修正いたしました。(06/04/2018)

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