研修編 第14階層
人と人との会話も考え始めると難しい。
なので勢いで書きました。
説明をした後におっさんは納得したように頷きながら、俺に説明してくれた。
「なるほど、そのモンスターはただのモンスターではなさそうですね。
ユニークモンスターといって稀に発生する特殊な固体なのですよ。
いやいや、出会うだけでも珍しいですが、研修者でありながら1人で倒すとは・・・。」
ユニークモンスターだったのか、道理で強かったわけだ・・・。
「ところで、服を脱いだら力が沸いたと言っていましたが、
33番さんは自分のステータスだけでなく、スキルは確認されているのですか?」
「・・・・?」
えっ、スキルってステータスと一緒に見れるんじゃないの?
別売りなの?
そんなん知らんかったわ。
ステータスの確認すればスキルも見れるんじゃないの?
「その顔は、確認していないんですね・・。本当に困った方だ。
では、貴方の報告は分かりましたので、話は以上です。
もう帰って良いですよ。あと、出来れば自分のスキルぐらいはきちんと確認してください。
それと・・・、最後にですが例の三名の方々は残念ですがお亡くなりになられました。」
しれっと最後に爆弾発言をして、帰らされた。
流石に俺の責任とまでは思わない。
ただ、気持ちの良い話ではないことは確かだ。
まあ、とりあえず自分のスキルでも確認するか・・・。
受付にてレベルアップでもしてついでにスキルの確認をしてもらうことにする。
「祭壇」にて、例の巫女な幼女にレベルアップをしてもらう。
今日でレベル6になった。
今夜はお祝いだな。と1人で喜んびつつスキルの鑑定の結果を待っていた。
「へんたいさんだーー。」
ん?巫女姿の幼女が俺を指差して何か言っている。
「へんたいだ、へんたいさんだーー、きゃきゃきゃ♪」
とかなり盛り上がっているようだ。
「巫女様、ああいう輩には絶対に関わってはいけませんよ。」
その横では、狐のお面をした巫女が幼女をあやしている。
お面からは俺を汚物でも見るような目がちらりと見えた。
えっ俺へんたい?まったく理解が出来ない。
結果が書かれた紙を渡され、直ぐに出て行くように言われ追い出されるように祭壇から出た。
まったく近頃の幼女は、どうなっているんだか・・・。
とりあえず、自分のスキルを確認すると、
『特性:露出 、スキル:無』
ん?
目の錯覚かな、とりあえず一旦紙を閉じてもう一度開いてみる。
『特性:露出 、スキル:無』
疲れているのかな、深呼吸をしてもう一度、しっかりと見る。
『特性:露出 、スキル:無』
あぁー、だから「へんたい」なんだなと納得したが、
っておい、
「なんでやぁーーーー」
俺は祭壇の出入り口前で絶叫した。
ステータス
レベル:6
体力 :600
魔力 :60
筋力 :450
丈夫さ :450
俊敏 :280
魔力 :10
持久力 :280
器用 :60
ようやく主人公らしい設定にたどり着きました。
今まで飽きずに読んでくださいましてありがとうございます。
引き続きご愛読してもらえると、励みになります。