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脱サラリーマンの冒険記  作者: 団子 虫
第三章 イノシシ編
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ウシ編 第27階層

毎回の誤字脱字の訂正ありがとうございます。

引き続き御声援ポイントよろしくお願いします。

大切なのでもう一度言いますが、ポイントよろしくお願いします。(たまに欲しくなりますので・・。)

さて、装備も全てなくなってしまったので、今は仮の服装というかただのジャージを着ている。

とりあえずという事で、ジャージ姿で次のダンジョンへ向かった。


車で数時間、広大な荒野、大きな岩がみっつ、モニュメントバレーという自然が俺らを出迎えてくれた。

ダンジョン内の景色も壮大だったがこちらの世界の自然も壮大だ。

見ていて自分がいかにちっぽけな存在なのか思い知らされる。



さて、景色に感動していると、簡易的だがきちんと塀が立てられてチラホラと見回りをしている兵士を見かける。


車で入口の門を通る、その際に本人確認。

車を降りて数メートル先の入り口でも再度本人確認。

そして各自の小部屋への案内と本人確認。


いったい何回本人確認するんだよ・・・。多すぎやろ!!



といった具合で日本チームのいる選手村もとい冒険者村に到着した。

まず、最初の衝撃は太陽の光がしっかりと入る明るく綺麗で広い部屋、もちろんフカフカのベットがある寝室、もちろん広めなリビング。


近くには怪我をしてもいつでも検査・治療できる病院。もちろん二十四時間対応です。


また、同じく二十四時間開いている食堂。

専属の料理人が作る和食からはじまり、日本人の舌に合わせた中華や洋食、フレンチまで存在する。


その日、俺は泣きながら和食を食べた。

石仮面を少しズラして食べるので視界が悪いけど、約一カ月ぶりの和食は身心ともに染みた。

もちろん、ビールや日本酒も置いてある。

渡辺のおっさんと軽く祝いの晩酌をして直ぐ部屋に戻りシャワーを浴びる。


なんて恵まれた環境なのだろうか。

俺らの待遇ってなんだったんだろう、この差は出来れば知りたくなかった。

それにしてもこの差はやり過ぎじゃないのかな・・・。


そう思いつつも、この環境を楽しんでいる自分もいた。

そんな事を思いつつベットに入ると、すぐに意識を手放した。




翌朝



「今日は例のアメリカの隊長さんが来るから粗相のないよう頼みますよ。

 あなた程度の冒険者になぜ興味があるのかは分かりませんが、まあ良いでしょう。」

今俺の目の前にいるのは昨日のいけ好かない野郎だ。

名前は知らない、名乗りもしないのだからこちらも聞く気もしない。

ただムカつく奴という認識で十分だ。


こいつは俺が久々に和食を堪能しようと朝食を食べに向かおうとしたら急にやってきて、今から来客が来るまでは絶対に外に出るなと言い始め今にいたる。



「それにしても、この程度の部屋で満足できる冒険者が羨ましいですね。

 まあ、君程度の冒険者にこの部屋は勿体ないぐらいですがね。」

部屋を見渡して偉そうにリビングのソファーに深々と座る。


こいつは嫌味を言わないと生きていけないのだろうか。

そして、俺は一緒の部屋にも居たくなかったので寝室へ戻ろうとしたら早々に来客が来た。


午前中というアバウトな時刻だったが思ったよりも早く来てくれて助かった。

なぜか、ムカつく野郎が出迎える。


『これはこれはアメリカ攻略チームのジェシカ中佐がわざわざ来て下さらなくても良かったのに、さあ狭いですがお入りください。』

ペコペコしだす嫌味な野郎は流暢な英語で話し始め、挨拶をしだした。

だてにエリートって訳ではないようだ。この切替は虫唾が走るぐらい華麗だった。


『お前は誰だ、貴様如きに興味はない、失せろ。例の冒険者はどこだ!』

正直細かい部分は何言っているのか分からないが、どうやら友好的ではないようだ。


『彼ならそこにいますが・・・。』

まさかの返答に驚く嫌な奴、俺は内心ザアマァとしか思ってなかった。


嫌な奴を押しのけ、アメリカの隊長さんがこちらにやって来る。

前見た時は遠めだったが、間近で見るとメチャクチャ美人だった。

身長も俺より少し小さいくらいなので170センチはあるだろうか、リアル八頭身で出る所は出ておりスタイルも抜群だ。


つかつかとこちらにやって来るが、その姿に見とれていると、そんな金髪美女ことジェシカさんがその勢いのまま抱き着いてきた。

「えっ!?」

俺の脳は処理落ちした。


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