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脱サラリーマンの冒険記  作者: 団子 虫
第三章 イノシシ編
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ウシ編 第23階層

いつも誤字脱字の訂正ありがとうございます!

今日はやる気が満ちているので2話目上げます!!

にしても、男しかいないとはいえ、全裸でダンジョンを歩くのは抵抗があるな・・。

私だけペタペタと少し間の抜けた足音を鳴らしながらさらに奥へと進む。


意外な事に、中国チームとの戦闘後小一時間程度でその日のうちにボス部屋にたどり着いた。

モンスターと遭遇もしなかったのは運が良かった。


ボス部屋の入り口には扉が付いている。

扉というには大きすぎて門と言った方がしっくりくる。

黒く無機質な表面、質感も金属のようで重圧がある。そしてなにより気持ちの悪い彫刻がされている大きな門。


そんな大きな門を見上げる。


今日はこの門の前でゆっくり休んでからボスへと挑戦することになった。



まずは花山くんと渡部のおっさんが休憩をする。

私はやっかいなギフトと職業のお陰なのだろうか、ダンジョン内ではあまり疲れを感じない。元気な私が周囲の警戒にあたる。


警戒すると言っても、いつも壁にもたれて周囲を見渡しているだけなんだがな。



ただ、暇すぎて眠くなるのが厳しい。

そう思いながらいつものように壁へもたれかかる。



あれ?いつもと感覚が違う、そう思った。

いつもなら既に背中が壁に当たる距離だと思ったんだが・・・。


おかしいな、いつもならもう背中が壁に当たっているはずなんだが・・・。



そのまま体を預けると、私の背中が壁に当たる事は無かった。

私の背中はそのまま地面へごろりと倒れた。



どうやら壁ではなく、ボス部屋の門を背もたれにしようとしていたらしい。

そしてボス部屋の門は見た目とは裏腹に超軽量な門だったようで、俺だけがボスの部屋へと入ってしまった。



えっ!?



ごろりと地面に倒れるまでは良かった。

直ぐにでも部屋の外へ出れば良かったのだが、この門は閉まる方向には力がかかっており倒れて驚きで動きが止まってしまった私では反応できなかった。


その一瞬で門が閉まってしまった。


閉まった後、開けようとしたがどうやらこのボス部屋は内側からは開かないようだ。

取っ手がなく、左右の門との境目もほとんど見えないぐらい素晴らしい建付けとなっていた。



マジか・・・。

ドンと壁を殴ってみたが、自分の拳が痛いだけだった。

閉まる瞬間この門の分厚さが見たが、きっと私の声は届かないだろう。



そう落胆していると、後ろから重圧を感じた。

すぐさま後ろを見ると、そこには見慣れているミノタウロスが子供と感じるほどの大きなミノタウロスが私を睨みつけていた。


体長は倍はあるのだろうか、それに頭には捻じれた大角が四本。

同様に腕も四本あり、各腕には斧とメイスが握られている。



目が爛々と赤く光っている。

鼻息荒く薄っすらと蒸気が漏れていた。どうやら既に戦闘態勢になっていつでもこちらに突っ込んできそうだ。



やるしかないか・・・。

腹をくくり、気合を入れる。


今年中には完結したいそう思ってます。

思っているだけで終わるかどうかは分かりません。あとは行動するのみですので、ご声援よろしくお願いいたします。

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