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脱サラリーマンの冒険記  作者: 団子 虫
第三章 イノシシ編
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ウシ編 第18階層

誤字脱字の訂正毎回ありがとうございます。

最近は短めで申し訳ありませんが、暖かい目でよろしくお願いします。(毎日更新してるんで大目に見てください・・・。)

「隊長、多分こっちです。匂いがします。」

視覚・嗅覚・聴覚が研ぎ澄まされなんとなくボスの居場所が分かるようになった。


俺を筆頭にどんどんと先へと進む。

モンスターを見つけてたら俺が突っ込み、モンスターを攪乱する。攪乱されたモンスターは統率を無くすので、一体一体を花山くんと渡部のおっさんが確実に仕留めていく。


私は手あたり次第近くのモンスター、ミノタウロスに襲い掛かり殴りつける。

敵の数も増え、敵の身体も大きくなってきているが誤差の範囲にしか感じない。


振り下される斧を避け、その動作のまま顔面を殴り顔を木っ端みじんにする。

そんな繰り返しだった。



花山目線


片腕を無くしたけど、身体が思う様に動く。

不思議と敵の動きも分かるようになったし、なんとなくだが予測できる。それによって避けるのも攻撃するのも簡単になった。

ステータスは変わらないはずなのにブッチャーとの戦いで何か自分の中の殻のような物を破った気がした。



それでも江崎さんには敵わないと実感した。

全裸になった江崎さんは、先ほどまでと同じ人とは思えないほど動きが速く強大だった。


動きが速くなり、敵の攻撃を避けたと思ったら顔面を吹き飛ばしていた。

全裸なのに自信満々で、素手で敵を木っ端みじんにする。


強さ、そして索敵までこなす能力。

きっと同じ仲間ではなかったら一目見たらモンスターと勘違いしてしまうような雰囲気を持っていた。


何より全裸で言葉遣いが綺麗な事がギャップが大きくて余計に変態さを際立たせていた。

そんな事を本人に言える訳もなく、ただ彼の戦いを見て自分を奮い立たせるのであった。


渡部目線


こいつはいったいなんなんだ・・・。

渡部は職業上、いろいろな冒険者を見てきた。指導者として、仲間として、時には敵として戦ってきた。


ただ、こんなバカげた冒険者は初めてだった。

全裸になる事で一部のステータスを倍増させる。また、五感と再生能力の向上。


勇者という強力かつ貴重な職業も見てきたが、江崎は「引篭もり」で「露出」持ち、どう考えても強さとは程遠いと思っていた。


このチームに派遣される理由も聞いていたが半信半疑だった、なにせ日本に数人しかいない勇者をぶん殴った罰として送り込まれたなんて信じられなかった。


しかし、今日その考えを改めた。

こいつは見た目はアレだが強い、俺よりも俺の「変身」後よりも・・・。

何よりまだレベルが50という中堅冒険者にも関わらず、アメリカの犯罪者チームの一軍の中の一人にレベル差もものともせずに圧勝してしまうほどに・・・。


江崎の疲れを知らない力強い背中を見て、末恐ろしくなる渡部であった。


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