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脱サラリーマンの冒険記  作者: 団子 虫
第三章 イノシシ編
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ウシ編 第17階層

誤字脱字の訂正毎回ありがとうございます。

最近は更新頑張っていますので、引き続きよろしくお願いいたします。

「っ!!!江崎さん服を着てください!!」

第一声は蓮池さんの悲鳴から始まった。


そして、一瞬だけ江崎の股間を見てしまった島野は真っ赤な顔して「男の人にはあんな大きいのが付いてるの・・・。」とぼやいていた。


やれやれと花山の応急処置を終えた渡部が代えの防具を江崎に渡しようやく一息つくのであった。


怪我人が二名

アメリカ国代表の隊長さん、スタイル抜群の金髪美女。

応急処置は無事に終わったようで容体が安定すればそのまま帰還するとのこと。


片腕を失ってしまった花山くん、流血は防いでいるがいつ容体が変わるかも分からない状況だ。

至急帰還させて治療させたいのだが当の本人はこのまま進みたいと希望している。

なんだか雰囲気が変わって歴戦の戦士いや侍のような重圧を感じる。


このままいくと中国チームに先を越されてしまうという事で渡部のおっさんは隊長としてかなり悩んでいるようだった。


妥協案で、アメリカの2名、怪我をしている隊長とジョージ、日本の2名、蓮池さんと島野さんが帰還する事にして、

渡部のおっさん、花山くん、そして俺は探索を継続することになった。

ただし、2日間以内に最深部のボスのいる場所に行けなければ帰還するという条件付きだ。

この2日間は例えボスが見つからなくてもその後3人で帰還する際に必要な日数と渡部のおっさんと俺が持てる「アイテムボックス」に入れられる必需品の量を考えての事。



4人を見送り、3人でさらに奥へと進む。


「本当に片腕だけで大丈夫?」

心配で花山くんに確認する。


「正直、思ったほど痛くなくて不思議と大丈夫なんですよね・・・、むしろ不思議と前より身体が良く動く気さえします。」


なんとも心強い返答をしてくれた。

ただ、顔色はあまりよくないのが気になる。出来るだけ無理はさせたくはないな・・・。



「江崎、そろそろ良いだろう脱げ。」


「えぇ?」

突拍子もない事を言いだす渡部のおっさん、もしかしてそっちの気があったのか・・。思わず俺は驚いてしまった。


「お前は脱いだ方が強くなる。今私たちのチームは男しかいないのだから気にするな。因みに俺はそっちの気は無い!きちんと嫁も子供も居る!!」


「サーイエッサー!」

色々と衝撃だった。女性がいないからってダンジョン内で全裸になりたい奴なんていねぇよ!てか、渡部のおっさんが妻子持ちだったなんて!あんな怖そうで不器用そうなおっさんがなんで結婚できるんだよ!

色々不満だったが渋々代えの防具を脱ぐ。


渋々脱いだにも関わらず身体に力が漲ってくる。

なんでだろうなぁあ・・・。特性「露出」なんてただの変態なんだけどなぜか強くなるのは薄々気が付いてはいた。

でも、率先して全裸でダンジョンをうろつきたくはないよね、普通は・・・。


全裸で石仮面を付けた男を筆頭に片腕の侍、最後尾には迷彩服を着たおっさんという奇妙なチームでの探索が始まった。



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