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脱サラリーマンの冒険記  作者: 団子 虫
第三章 イノシシ編
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ウシ編 第8階層

毎度誤字脱字の対応ありがとうございます。

毎週1・2回は更新したいので、応援お願いいたします。


ふぅ・・・。


独房のような自室へ戻り、腰を下ろした。


今日の初日のダンジョン攻略は短い時間だったけど、なんだか緊張の為か気疲れしたな・・・。

体力的にはまだまだ余裕だったが、初日という事で鬼軍曹が気を使ってくれたのだろうか。


怖い顔して意外と良いおっさんなのだろうか。


自分の姿や戦闘スタイルにドン引きされるかと冷や冷やしていたが、思っていたほど引かれていなくてよかった。鬼軍曹は呆れた様子だったがドン引きされるよりかはマシだろう。

ただ、なんで呆れているのかはよく分からないけどこの際どうでも良いか。


そんな感想を持ちつつも着替えてシャワーを浴びようとする。

が、何か異変を感じる。

防具の服というか腰に巻いている布、靴は脱げた・・・。



あれっ?石仮面が外れない・・・。


数本の指、手先までは入るのだが、なぜか取れない。

無理やり引っ張ると、自分の顔の皮膚まで持ってかれる。



こ、これは・・・。

この装備もしかして、外れないのか!?なんでだ!!



まさか・・・この装備が呪われているのか・・。

なんて悪趣味な防具なんだよ・・・。

こんな石仮面を付けていたら外もで歩けないじゃないか。


あした鬼軍曹に相談するしかないか。

しぶしぶ、仮面を付けたままシャワーを浴びる。


今日の汗や砂日コリと一緒に涙を流すようにシャワーを浴びる江崎であった・・・。


― 翌日 ―


「そうか・・・。ただ、申し訳ないが今の所はどうしようもできないな。」

「なっ!?」

「その装備を送ってきたのはギルド関係者であって、江崎に適切と判断して送ってきているからな。今回のダンジョン攻略が終われば外しても良いかもしれないな。」


「外せるんですか!?」


「装備が呪われているから外れないのだろう、ただし、外せばその装備は壊れるから今は(・・・)外せないってことだ。」


「そうなんですか・・・。分かりました。」


「よし、分かったなら早速ダンジョン攻略へ向かうぞ!昨日よりもさらに探索範囲を広げる。分かったか!?」


『サーイエッサー!』


とりあえずは一生この石仮面を付けなければいけない状況だけは解除出来た。


少しだけ気持ちを盛り上げ、足取り重く今日もダンジョン攻略へと向かう。



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