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脱サラリーマンの冒険記  作者: 団子 虫
第三章 イノシシ編
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ウシ編 第3階層

毎回の誤字・脱字の訂正あります。心折れないよう更新頑張ります。

翌朝、無慈悲アラーム事、鬼軍曹の渡辺さんにたたき起こされた。

朝食は、目玉焼き、かりかりベーコン、ベーグルとアメリカンだ。


また、一日もアメリカ生活を送ってないが白米が食べたい・・・。

白米と味噌汁が食べたい。



朝食を終えて、各自支給された装備に着替える。



緑色の軍服を着た鬼軍曹こと渡辺さん、武器は拳銃とアーミーナイフ。


タキシードの恰好の島野さん、美少女が着るとなんでも似合うな~と場違いな感想が浮かんでくる。


袴姿に甲冑の小手、腰に刀で侍姿の花山さん。

まだ19歳の割にはなかなか渋い顔に似合ってるな~。


見慣れたローブ姿の蓮さんこと、リンさん。何度みても胸が・・・。

そんな悲しげな眼で見ているのに気が付いたので、めちゃくちゃ睨まれた・・・。


なんなリンさんの睨みと、嫌悪の目で見られている俺の装備。

石仮面と腰に布を巻いているだけの格好だ。革で編んだようなサンダルがオシャレポイントだろうか。


布の下に下着みたいなものを履いているが、ここ最近安定した「ほぼ全裸」です。

なんかもう予想はしていた、だって俺の支給品だけ箱が小さいんだもんな。


前の変態装備よりもマシかもしれないけど、

いくらステータスが上がるからってこんな装備支給されたら人間を辞めたくなりそうだ。



さて、早速ダンジョンへ向かうのだが鬼軍曹が少し怪訝な顔をしていた。


「こうも個性豊かな恰好でなんか締まらないが、仕方がないか・・・。」


「俺見ながら言うの止めてください。好きで着ている訳じゃないんだ・・・。」


「すまんな、言いたくもなる恰好だったからな」


鬼軍曹とのやり取りが少しギャグのような流れに持っていけたおかげか、なんとなく周りの目線が嫌悪から哀れみな雰囲気になりつつあった。


まあ、これからダンジョン攻略をするうえで嫌われるよりかはマシか・・。

そんな気持ちでダンジョンへ向かうのだった。


ダンジョンへは今宿泊(投獄)されている場所から徒歩で行ける。というか行けるように食博場所を建設したようだ。


そのダンジョンへ向かう途中、鬼軍曹から色々と説明を受ける。


表向きは合同練習となっているが、お互いの国の冒険者の「質・量」を競い合いつつも腹を探る感じなんだと。

また、各国から2組選出されており、もう1組は勇者率いるチームらしい。

一言で勇者と言っても各国でも数名いるようで、この前俺が殴り飛ばした奴とは違う人が選出されているとのこと。

勇者チームの方は各国の勇者チームと合同練習や試合などきちんとしたレクレーションも含めて各国の情報交流も含まれており、大分こちらとは違った内容になっているんだと。



「我々の方では、冒険者の性格と純粋な戦闘力を見るのが主になっているので、最悪他の国と戦闘になる可能性があるから気を付けるようにな。ダンジョン内で起こった事は基本的には立証するのが難しいからな。ダンジョンに入ったら気合を入れるように。」



ざわつくチームメンバー・・・。

リンさんはあまり気にしていないというか予想の範囲と言った所かな。



まあ、そうか今まで基本的にはモンスターが敵で人間は仲間だったもんな。

俺は基本ぼっちな冒険者だったから、仲間がいる状況が珍しいし、人に襲われる事も何度かあったから・・・。



あれ?俺って「露出」という迷惑ギフト以外にもなんか結構過酷な冒険者生活送ってないか?

俺の冒険者生活って一般的なのか?なんだか急に俺も別の意味で不安になってきたな。



先行き不安になりつつも、不安を抱えた仲間と共にダンジョンへと足を進めるのだった。


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