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脱サラリーマンの冒険記  作者: 団子 虫
第一章 研修編
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研修編 第10階層

その後、少し落ち着きを取り戻してから落とした棍棒を拾い,

元ゴブリンであった砂山付近に落ちている魔石を拾い他にアイテムとが無いか確認をする。


魔石以外は特に何も無かったが、素手でも倒せるんだな。

今更ながらゴブリンを殴った感覚を思い出した。

殴った瞬間、手に伝わる感覚がなんとも言えない嫌な感覚だった。


流石に素手での攻撃はゴブリンが気持ち悪かったので抵抗がある。

触りたくないのと、リーチがある武器で戦闘したほうが安全面を考えて棍棒を握り直して

気合を入れてゴブリンを探すことにした。


緊張はまだ若干あるが、最初よりも身体が動くので見つけたゴブリンは全て狩っていくことにした。

棍棒でゴブリンを叩き、シバキ倒していっては、順調に魔石を拾って行く。


2時間ほどでゴブリンを何十匹か狩り、

魔石もいい感じに溜まってきたので休憩と途中経過を確認しに一旦ゲートに戻ることにした。


受付に行く前に防具についた土埃を払い落とし、魔石の入った袋を差し出した。


「魔石を受け付けましたので少々お待ちください・・・。魔石を換金しますと55,120円になります。また試験課題のゴブリンの魔石も10個以上納品されましたので試験合格です。おめでとうございます。」


途中経過の確認のつもりがいきなりの合格発表に驚いて、一瞬固まってしまった。

すぐに返事が出来なかったが、そのまま合格後の手続きまで休憩所で時間を潰すことにした。


人型モンスターとの始めての戦闘と移動しつつの戦闘のせいでかなり疲れた・・。

とりあえず、合格祝いに少し豪勢に何か食べよう、なんでもいいからカロリーを取ろう・・。


合格も含めて数時間で5万円も稼ぎ、自分へのご褒美の意味も含めて少し豪勢に昼食を取る事にした。

半チャーハンと餃子、しょうゆラーメンを頼み、休憩所内の隅っこの方へ座った。

もちろん、ビールを頼もうとしたが合格者は、研修卒業の手続と講習会があるので自粛した。


お茶を飲みつつ食事が来るまでボーっと周りを見渡してみる。


もう既に合格している者も戻ってきているようで休憩所内は少しずつ賑やかになってきている。


食事を終え、お腹が満たされおかげもあり、戦闘と徹夜の疲労感でウトウトしていると、ヒカルも戻ってきた。


「あれ?ケンさんもう終わったんですか?それにしても早すぎませんか?」

驚いた顔をしながらヒカルが聞いてきた。


「あぁ、そんなヒカルだってもう終わったんだろう?同じようなもんだろ。」

実際、ヒカルの順番は俺の前だったし、差なんて無いのと同じと思い返事をした。


「同じではないですが、お互い無事にも合格して良かったという事ですね。」

ヒカルは苦笑いを浮かべながらテーブルについた。


その後、ヒカルと試験終了時間まで待っているとマサも休憩所に入ってきたようだ。


顔がにやけていたので合格していると確信したので一言声をかけた。

防具にあちこち傷をつけ、足取りも重そうでヘトヘトになっていたが、笑顔でこっちにやって来た。


その後、試験終了まで三人で待っていた。

もちろんマサのドラマチックなゴブリンとの戦闘の話を聞きながら・・・。


ブックマありがとうございます。

こんな小説でも読んでもらえていると思うと活力になります!

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