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脱サラリーマンの冒険記  作者: 団子 虫
第三章 イノシシ編
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ヘビ編 第5階層

毎度読んでいただきありがとうございます。


久々に女性が再登場します。



私は冒険者だ。

つい前までは国直営の特殊ダンジョンで活動していた。


そのダンジョンで事件というか事故に巻き込まれ、それが原因で契約は解消されてた。

今はただの冒険者になった。


元々は庁のエリートコースだった。

でも、ダンジョン適性試験で適性値が高かったため、冒険者となって特殊ダンジョンへ飛ばされ、さらにはアイツのせいでクビになった。



ただの冒険者になり下がった私はリン。


解雇となって今では自由気ままにダンジョンに潜っては、身銭を稼いでいる。

稼ぎは前よりかなり下がったが、生活する上では問題ない。その分自由な時間が出来て良かったと思えた自分もいる。


それでもアイツのせいで私の人生は狂ったと思う気持ちは日に日に増していっている。

このダンジョンでアイツが来ているという噂を聞いて、私もこのダンジョンでの活動を開始した。



今日もモンスターを狩りつつもアイツを探していたそんなある日、

ある冒険者がヘビ型モンスターの群れに追われていた。


その男は半裸で良く分からないマスクを付けていた。ふざけた変態装備にしか見えないが何か意味があるようにも見える。

そもそも作製者が特殊な場合が多いからダンジョンで手に入れた素材で作る装備は見た目が特殊なものも多いと聞く。

だからだろうと思いつつも巻き込まれないように観察することにした。



モンスターの群れはこのダンジョンの大半を占めるジャイアントスネーク、

数秒で肉が腐るほどの猛毒を持つポイズンバイト、

数滴で人ひとり指一本動かせなくなるのほどの強力な麻痺毒を持つパラライズヘッド、

が数十という単位で一人の冒険者を追いかけていた。


しかも、追いかける後ろには頭を2つ持つボマーズというレアなモンスターまでいるのが見える。


しかも少しずつだが距離が縮まってきているようだ。


半裸の男は立ち止まり、振り返りもんすたーの群れと対峙した。

どうやら逃げれないと判断して玉砕覚悟で戦おうとしているようだ。


あの数を相手に一人で戦うのは無茶で無謀だ。あの数じゃあ、私が手助けしてもどうにもならないだろう。


一時間ほどだろうか、数十対1人の激闘だった。

戦闘は一方的だった、もはや蹂躙に近かった。


金棒で殴られ飛散する血肉、

踏みつけられ泥と一緒にぐちゃぐちゃになって潰れ、

振り回され、叩きつけられボロボロになって塵になっていくモンスターたち。



最後に残ったボマーズもあたり一面に爆風を起こしていたがあっけなく頭を潰されて塵になっていった。


なんて滅茶苦茶な冒険者なんだ。

そんなに強いなら一匹ずつ戦えば良いはずだ。しかしあんな無茶苦茶な戦い方をするのはもしかすると、まさかアイツかもしれな。



期待と憎悪を胸に変態冒険者についていくことにした。


ご感想・ブクマありがとうございます。励みと気力に繋がります。

また、誤字脱字の訂正もドシドシお願いいたします。

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