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脱サラリーマンの冒険記  作者: 団子 虫
第三章 イノシシ編
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ヘビ編 第2階層

久々の更新になります。遅くなり大変申し訳ございませんでした。

感想・誤字の訂正毎回ありがとうございます。

全8階層からなるこのダンジョンは、基本的にはヘビ型モンスターしか出てこない。

第1から第3階層までは大きいだけのヘビという認識で問題無いが、それ以降は様々な異常状態攻撃を行ってくるとのこと。


このダンジョンのヘビ型モンスターのドロップアイテムの革は、性能で冒険者に人気かつ、見た目の良さと話題性で一部の金持ちにも人気ということで需要がうなぎ上りになっているらしい。その為、ギルドでは結構良い価格で買い取ってくれる。


その影響か美麗ちゃんの婚約争奪戦に参加しつつも、第1階層から第3階層までの比較的に安全な階層でヘビ型ドロップアイテム目的の冒険者が多くなっているらしい。


まあ、全部事前の説明で聞いた内容だから自分の目で見て確認していくしかないな。

まずは、どの程度のモンスターが出るのかを確認するとしよう。



俺は気合を入れてダンジョン内を歩き始めた。




探索開始から数時間後




冒険者と良く出会う。というか俺が見たモンスターは既に他の冒険者と戦闘しており俺の出る幕が全くない。


しかし他の冒険者は大体チームで戦っているようだ。俺のような単独は珍しいと無駄に再認識させられた。

長さが10mを超えるような大型のヘビ型モンスターと戦っている。


なんとなく見た事があるような顔もいた気がしたが、この危険人物的な恰好では近寄るとうっかり攻撃されかねないので遠目に見学してみることにした。



大きめな盾でヘビ型モンスターの攻撃を防いだり、受け流したりしている冒険者、片手にはメイスも握られておりチームの盾の役割をしているのだろう。


片手斧に小さめの盾を持っている冒険が、スキを見て手斧で攻撃を行っているが、傷が入り血が少し滲む程度で大してダメージになっていないようだ。


片手でボウガンのような物を構えて矢を放つ、モンスターの胴に突き刺さる。

結構な威力なようでヘビ型モンスターにダメージがあるようだが、一撃だけではまだまだ致命傷にはなっていないようだ。


ヘビ型モンスターは多少ダメージでは、ほぼ動きが鈍くならないみたいだな。

しかも体力も相当あるようで、戦闘がなかなか長引いている。



3人の冒険者の後ろには身の丈ほどの大剣を持っている冒険者が構えたまま動かずにいる。

2-3分経過しただろうか、急に前に居た二人の冒険者がモンスターを大剣を持った冒険者へ誘導する。

仲間内で何か合図でも送ったのだろうか、ヘビ型モンスターが跳ね上がり大きな口を開けて大剣を持った冒険者に襲い掛る。



冒険者は構えていた大剣上段から一気に振り下す。

大剣は重そうな見た目からは想像できない速度でヘビに向かって振り下される。


ヘビ型モンスターは大きな口を開けたまま半分に両断され、どさりと地面に落ちた。

気持ちの悪いことに半分になって落ちてもヘビ型モンスターは数秒はバタバタと動いていた。

ようやく動きが止まり徐々に塵になっていった。



なるほど、ヘビ型モンスターは見た目も性能もヘビに似ており生命力がかなり高いようだ。

しかしあのヘビ型モンスターを一撃で仕留める破壊力と速度は凄かった。きっとギフト持ちなんだろうな。


彼らは塵になっていくのを見届け、遠目で俺が見ているのに気が付いたのかそそくさと

アイテムを回収してまたどこかに歩いて行った。



俺にもあんなギフトか才能があれば良かったんだが・・・。

そしたら、ぼっちの冒険者でもなくなったのだろうか、少し寂しい気持ちも感じつつも気持ちを切り替え俺も進むとしよう。


さてさっきの戦闘でモンスターの予習も出来た、他の冒険者の見学もできたそろそろ俺も戦いたくなってきたな。



しかし、第3階層まで来ているがほとんどモンスターがいない。

このままだと初日でいきなり第4階層に行かないといけないのか・・・。



考えるが、今日を過ごすお金さえない、選択の余地なしか・・・。

このペスト医師マスクでなんとかなると信じて、覚悟を決めて第4階層へと足を進める。


今後ともご声援のほどよろしくお願いいたします。

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