SE・N・YU・U
地平線に混じる太陽
いつまで追いつけなくても
時の鐘がひびく前に
ただ1つの願いとどけ
地の果てなど 無いこの場所で
あなたにめぐった 哀しい性
かわす度に 交える刃の
先にかすかに沁みこんでゆく
愚者の笑むそばで 心も剥ぎとって
月日は残酷なまま過ぎてゆくけれど
目に痛むほどの新緑
気にも止まらない葉脈
ざわめくこころの色いと
ほぐすようなその切っ先
あなたの笑顔をゆがめた
そんなわずかな透き間から
気づかないほど鮮やかに
踏み込むimaginary line
孤独こそが運命だよと
信じて今日まで生き延びてきた
刃、染めあげる そんな最期ならば
それも悪くは無い そう思い込んでいた
倒れながら仰いだ空
次に映すはあなたの瞳
吸い込まれる 綺麗な蒼
心乱するもんじゃないな
痛むほどに裂ける傷へ
重ねられる あなたの指
やさしく寄せられた胸に
すがれるほど可愛くない
あなたの笑顔をゆがめた
そんなわずかな透き間から
気づかないほど鮮やかに
踏み込むimaginary line
塞がらない傷にかさね
抉りつける 胸の傷み
あなたに這わせた銀色
今この地で 我と眠れ
いやいやいや、もっと時間欲しいいわ