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探偵真偽(1)



『前の学校で飼っていたウサギを殺した金髪の転校生が堂島先生にケンカを売った。』


 六月下旬という中途半端な時期にやって来た転校生には、何処からともなく流れてきた噂があった。それは、創作物のなかで登場人物をより残酷に見せるために使用される挿話のように有体な噂話に過ぎなかったが、まだ固まった死生観が根差していない子どもにとって未知の生物の到来のように好奇心を駆り立てるものであり、気付けば学校中に敷衍(ふえん)していた。

 その年、六年生に進級した滋田ナオシのクラスに件の転校生が現れたとき、教室は騒然となった。

 もちろんそのときには後々蔓延(まんえん)することになる『噂』の一端も出ていないので、生徒たちのざわめきはまた別のものが起因となって巻き起こったものである。


「おーい、みんな席に着けぇー」


 その日も八時三十分から始まるショート・ホームルームの五分前きっかりに現れた担任の堂島は、着古した紺色のジャージの襟元をいじりながら老いたアヒルのような胴間声を室内に広げた。生徒たちはまだ騒ぎ足りなかったが、今にも怒鳴りつけてきそうな堂島の表情を見て渋々自席に着いていった。


「あー、今日はな……お前たちに、嬉しい報告があるんだ」


 すべての生徒が着席したのを確認して口を開いた堂島の歯切れは、スルメいかのように悪かった。まるで十代に犯した後ろぐらい過去を披歴しなければならない場面に陥ったかのように、嬉しい報告と言いつつなかなか言い出さない堂島の様子は、子どもの目で見ても気乗りしていないのは明らかだった。


「あー、うん。それじゃー、みんな。あれだ、転校生だ」


 まったくもって場を盛り上げる素振りもなくそう告げ、「入ってこーい」と廊下へと呼びかける。窓側列の最後尾の席に着いていたナオシは、いつもは豪放な堂島の物腰がぎこちないことを可笑しく思いながら開かれた扉の先からどんな転校生が入って来るのか、期待に胸を躍らせて待った。

 どんなヤツだろう、男か女か。

 男なら面白いやつ、女ならかわいい子がいいな。

 さまざまな憶測をめぐらせて胸を湧かせていたナオシは、音もなく入室して来た転校生を見てギョッとした。それはナオシのみならず、教室中のクラスメイトの視線は入室した男子生徒の頭髪に釘付けになっていた。

 ナオシは初め光の反射を疑った。彼の頭に窓から射し込んだ日差しが隈なく降りかかってあのような金色にしているのだと。しかしすぐにその馬鹿げた考えを改める。日の出でもない限り、太陽光が教室の奥側まで差し込むことはない。ならばあれは髪の色自体が明るいのだ。

 転校生の髪色が自分たちとは異なるブロンドであることを知り、次に確認したのは転校生の顔立ちだった。もしかしたらあの髪色は地毛で、転校生は外国から来た子なのかも知れない。期待をこめて下げられた視点に収まったのは、どう世辞を繕っても日本人にしか見えない顔だった。

 途端にナオシは落胆する。今日日染髪など珍しいことではない。テレビの先の芸能人は金髪ではないにしろ皆髪を染めていることも多いし、都心に出ればもっと派手な色の頭の人もいる。それでも、自分たちと同年代の子どもが髪を染めていることは、珍しいといえば珍しい。普通なものが転校して来るよりは遥かにいいだろう。

 自分なりの妥協点を見出したナオシは、転校生を見つめる堂島の目付きがあからさまに冷めていることに気付く。どうやら転校してきた彼は、教職員からあまり歓迎されていないようだとナオシは悟った。

 転校生が教卓の横にまで歩いて来ると、堂島は抑揚を欠いた声で自己紹介をするよう促した。職員からはよく思われていないようだが、そのようなことは生徒たちには関係がなかった。教室にいるすべての生徒は、金髪の彼がこれからどのような発言をするのか前のめりになって聞き耳を立てていた。ナオシもその例外でなく、転校生の第一声がどんなものなのか心待ちにした。

 が、彼らの期待は裏切られることになった。

 転校生は自分の名前が森村和樹であること、そして、兵庫から転校してきたことだけを告げ、最後に取って付けたかのように「よろしく」と締めくくって無難に自己紹介を終えた。

 早く事を片付けたい堂島は、教卓から真っ直ぐの列の最後方にある空席へ行くように指示を出す。指定された席へと向かう森村和樹に、生徒たちは奇異な視線を突き刺していく。彼はその刃から目を背けるようにして進んで席に着いた。

 何事も起らなかったことに生徒たちは拍子抜けしていた。なんだ奇抜なのは見掛けだけか。そのような心のうちが教室のどこからか聞こえてきそうであった。

 しかし堂島は違っていたようで、諸々の連絡を白らけた生徒たちに言い終えてから屹然とした語調で、「森村、職員室」と述べて教室を後にした。

 堂島のいなくなった室内は火の粉を散らしたかのように騒がしくなった。当然、話題は転校生のことであったが、誰もが渦中の森村和樹には近づかず、遠巻きにして彼の動向を見守っていた。

 生徒たちの注目の的になっている森村和樹は、古びた鞄を机の上にドンと乗せて深呼吸を一度してから席を立ち、軽い足取りで教室の出入り口へと向かっていった。


「あれ、職員室に殴り込みにいったのかな?」


 窓辺の席にいるナオシのもとまで半笑いでやって来たアキヒロは、群がった生徒の間を抜けていく森村和樹を指さしながらそう言った。


「殴り込みって、ヤクザかよ」


 おどけているアキヒロの五分刈り頭を軽く小突いてナオシも笑い声をこぼす。


「ってかあの金髪スゲー度胸だよな。これから説教だぜ、絶対に」


 転校初日から説教を受ける転校生の姿を想像したナオシがそう口にすると、アキヒロはぶるりと胴震いを一度してから、「やめろっ。思い出すっ!」と、大袈裟な声を上げた。


「ナオシ。お前は知らないだろうけどな、堂島の説教ってのは、それはそれは恐ろしいんだぞ。三時間にも及んでクドクドと関係ない小言まで言われ、あげくの果てにはこれだぞ、これ!」


 自分の坊主頭を示してアキヒロは痛切に続けた。


「何度も謝ってるってのに『反省していない!』って決めつけられて、『本当に反省しているのなら男らしく頭を丸めろ』ってのは、このご時世にどうなんだよ。ありか? ありなのか? たとえ時代が許しても俺は断じて認めないけどなっ! ヒドすぎるだろ! 髪は女の命って言うがな、それなら男の髪は魂だ! 俺は魂を切られたんだ!」


 生徒の髪を自前のバリカンで刈り上げてしまった堂島の強行を非難する声も職員のうちからあったのだが、アキヒロの両親からは利かん坊の息子には良い薬になっただろうとむしろ感謝されたくらいであったので、さほど問題にはならなかったのである。

 俺の魂を返せっ、とよく意味が分からないことを息巻いているアキヒロの坊主頭をナオシはバシリと叩いた。


「その原因はぜんぶお前にあるんだろうが。いくら授業が嫌だからって夜中に学校へ忍び込んで黒板にペンキを塗りたくったら、そりゃあ怒られるに決まってんだろ」


 ぐうの音もなく悔しそうに顔を歪めているアキヒロにナオシは他人事のように続ける。


「それに髪が男の魂っていうなら、坊主頭ってのはまさしく男らしい髪形じゃねぇか。ヨッ、男前!」

「う、うるせぇ! お前も男前にしてやろうかっ!」


 アキヒロがナオシの髪の毛に掴み掛かろうと腕を上げると、「二人とも、今日も元気だね」背後から柔らかい声が掛かった。

 ナオシは頭に触れようとしてくるアキヒロを片腕であしらいながら、「おっ。ハジメ、おはよ」と、隣のクラスからやって来たハジメに挨拶をした。


「おい、ハジメ! 聞いてくれよ、ナオシが俺の頭を馬鹿にするんだよ!」


 ナオシへの攻撃を諦め、おいおいと泣き付いてきたアキヒロに苦笑いを浮かべたハジメは教室を見わたして言った。


「何だか今日は騒がしくない?」

「おおそうだ。こっちのクラスに転校生が来たんだよ」

「へぇ、こんな時期に」

「な。そしてそれだけじゃねーんだこれが! そいつの髪は、もう直視できないくらいのピッカピカの金色でよ、それを見た堂島は激怒だよ激怒! 教卓をひっくり返してさ、もう大変だったぜ!」


 ハジメを楽しませようとして話に色を付けたのだが、


「そっか、それでこんなに教室がざわついてるんだ」


 思ったよりも反応がよくなかったハジメのことをナオシは不安に思う。

 ハジメとは一年生からの仲であり、これまで奇跡的に同じクラスであり続けたのだがその記録は今年になって破られた。ナオシは一組、ハジメは二組に配属されたのである。

 もともと引っ込み思案であるハジメはナオシ以外に親しい友人といえばアキヒロくらいで、他に仲の深い生徒はいないようである。新しい環境に彼が慣れることができるのか自分のことのようにナオシは心配しながら三ヵ月近くの月日が経ったわけだが、今でも休み時間にはこちらの教室を訪れる様子から、まだハジメが自分のクラスに馴染めていないのは明白だった。


「俺たちのクラスはこんなだけど、ハジメのクラスはどうよ? 何か楽しいこととかあったか? あったら独り占めしてないで教えろよな」


 ハジメの様子が気になったナオシは遠まわしに近況を訊ねてみる。


「……ん? えーと、そうだね。こっちのクラスはガキ大将みたいな子がいるよ。毎日、子分たちと一緒に騒いでる。あとは――、あ。まだ一回も登校してきてない子がいるかなぁ。あとはね、えっと、他に何かあるかな……」


 気まずそうにハジメが視線を泳がしていると――


「ハジメ! そんなことより俺の頭を馬鹿にするナオシに何とか言ってくれよ! このままじゃ俺は一生こいつの笑いものだよ!」


 ハジメのことを思ってなのかアキヒロが悲痛な叫びを上げて、ハジメの服にすがりついた。どうしたものか戸惑っているハジメにナオシは助け舟を出す。


「おいこら、ハゲ。ハジメが困ってるじゃねーか。いい加減にしねぇと堂島に言い付けるぞ」

「やめろっ! そんなことされたら今度こそ俺は丸坊主にされちまうッ!」

「もうすぐ夏だし、別にいいじゃねぇか? なぁ、ハジメ?」


 話しを振られたハジメは、ようやく頬を和らげた。


「うん、丸坊主にしたら涼しいと思うよ」

「ハジメまでそんなことを……!」


 俺にはもう味方はいないのか、と嘆くアキヒロを見てナオシが声を立てて笑った。つられて小さく笑ったハジメにナオシはほっとする。



 翌日、ナオシは誰よりも早く登校した。その理由は明確で、森村和樹が髪を黒く染め直してくるかどうかをいち早く確認したいからであった。

 昨日はあれから一時間目が始まる九時には堂島と森村和樹が一緒に教室へと戻って来て、そのまま何事もなかったかのように授業へと移行した。坊主にされたアキヒロのこともあり、黒染めをして頭を丸めている森村和樹の姿を少しばかり期待していたのだが、さすがの堂島も最初は注意だけに留めて強引な手段には出なかったのだろうとナオシは推察した。

 さて、今日はどうなるだろう? ナオシは胸を高鳴らせて続々とクラスメイトが集う教室を見つめていた。

 ホームルームの五分前の時刻になり、のっそのっそと熊のように身体を揺らしながら堂島が現れたのと同じくして、教室の後方の出入り口から森村和樹が飛び込んできた。

 その髪色は、昨日と同じ金髪であった。


「森村。職員室に来い」


 森村和樹の登場と間髪入れずに発せられた堂島の声には、今まで聞いたこともない怒気が含まれていた。

 その並々ならぬ気迫に普段なら爛々とした表情を浮かべるはずの教室が水を打ったかのように静まりかえり、森村和樹を連れて堂島が去った後も生徒たちは誰も口を開こうとしなかった。

 粛然とした水面のただなかにいるナオシであったが、胸のなかに収まっている心臓は鼓動を確実に増大させていた。

 その心音と並行するようにして、黒板の上部にある丸時計は既定通りに時を進めていく。一時間目が始まる時刻を過ぎても二人は帰って来なかった。やがて沈黙に耐え切れなくなった生徒たちが隣席の友人とぽつぽつと会話を始めたが、いつ戻って来るともしれない堂島を恐れて、あからさまに騒ぎ立てるようなことはしなかった。

 堂島は一時間目の終了間近になって教室に現れた。

 しかし、堂島は鳴りを潜めた室内を見渡してから森村和樹の席へと向かい、横に掛かっている鞄を取り上げて再び教室から出て行ってしまった。

 それで安心した数人の生徒たちが話そうとして口を開きかけたとき、廊下の先から重圧な声が響いて素早く姿勢を戻す。

 姿は見えないが廊下には堂島がいるようだった。

 太く濁った話し声の合間合間に挟まれるようにして、「はい」と小さな返答が数度あり、しばらくして「今日はもう帰れ」という堂島の声が届いて来たことで、話していた相手が森村和樹だということが察せられた。

 しばらくして教室へと戻ってきた堂島は、これと言った説明もなく平常通りに授業を行わなかったことだけを生徒たちに詫びた。

 折よくチャイムが鳴って休み時間に入ると、生徒たちは縄が解かれたかのように各々の机から離れていく。多くの生徒は廊下や教室で談笑しており、その話題は当然の如く森村和樹のことであった。

 ナオシの席にもいつも通りの二人がいた。

 ジャージを着た大熊のような堂島から注意をされたにもかかわらず髪を直してこなかった森村和樹の度胸を皮肉りながら讃えていたナオシは、視線の端に動くものを捉えてとっさに横の窓へと顔を向ける。窓外にある校庭の端を不自然なツヤをした黒髪の生徒が肩を落として歩いていく姿がうかがえた。

 もしかして、とナオシは目を凝らす。体格で判別はできなかったが、その生徒の黒髪には砂金のような斑点が幾つか見えた。


「あれ、森村じゃねぇの?」


 ナオシが言うと、アキヒロとハジメも窓ガラスにへばり付くようにして校庭を見下ろした。


「うおっ、髪真っ黒じゃん」

「堂島先生にやられちゃったんだね」


 耳聡くナオシの発言を聞いた生徒たちも窓辺へぞろぞろとやって来て、外をのぞき見始める。その様子を見た他の生徒たちがさらに集まり、教室の窓辺には人だかりができていた。

 森村和樹らしき生徒が校門から出て行ったのを見計らったかのように、「あ、そうだ」とハジメが切り出した。


「もう聞いた? 森村くんって、前の学校で飼ってたウサギをぜんぶ殺したって話」


 ハジメがどこかから仕入れてきた情報を伝えられたナオシは、その内容よりも穏やかなハジメの口から物騒な言葉が出てきたことに驚いた。


「マジか、それ……」


 アキヒロが訊き返す。ハジメは予防線を張るようにして、「あくまでも噂だよ」と答えた。

 返答したハジメは噂と言いながらもどうやら信じ切っている表情だったが、ナオシはその噂への嫌疑を拭うことはできなかった。

 ナオシたちの会話を漏れ聞いたのか、窓辺に集まっていた生徒たちの話題も森村和樹のウサギ殺しことですでに持ち切りであった。

 ウサギを殺した。

 耳と足を全部切り落としたんだって。

 ニワトリも殺したらしい。

 噂の真偽を検証もせず、それどころか曲解させて流布している生徒たちの様子をナオシはやや不快に思う。おそらくハジメが聞いたという噂も元々は少し違うものだったのだろう。しかしいくら不快に思っても、そのように話を湾曲させて誇張させることをナオシは非難できなかった。昨日の自分も、面白くするために尾ひれを付けた話をハジメにしてしまったのだから。

 それでもナオシはわだかまった不快感を残しておくのが嫌だったので、


「もしそんな事件を本当に起こしているんならよ、テレビで問い立たされるだろうし、何より転校だけで済ますようなことはしないんじゃねえの? 更正させるためにどっかの施設に入れるとか――なんか処置がされるはずだろ」


 否定的な発言をしてみたが、ナオシの言葉は周囲にいる生徒たちには届かなかったようであった。

 休み時間を挟む度に噂は学年の垣根を越えて拡がっていき、放課後に至ったときには学校にいるほぼすべての生徒の耳に何らかの形で触れていた。

 内容は二転三転するうちに結局、『前の学校でウサギを殺した金髪転校生が堂島先生にケンカを売った』と、それほど脚色されずに広まったようであった。そのように過度に誇大されず、ある程度現実味を帯びていたのでほとんどの生徒は、疑念を起こさずにその噂を端から端まで信じ切っていた。

 その放課後、教室の掃除当番であったナオシは、堂島が職員室へと出払っているのを見計らって班員の男子生徒と箒でチャンバラをしていると廊下から名前を呼ばれた。


「ん? おう、なんだハジメ?」


 廊下にいたのはハジメだった。鞄を持っているということはもう掃除は終わったのだろう。ナオシは箒を振り回しながらハジメのもとへと向かう。


「なんだ?」

「あ、えっと。今日は先に帰ろうと思ってさ」

「ん……。ああ、そっか」


 ナオシは、ハジメが来年の中学受験のために塾へと通っていることを思い出す。


「俺、頭よくないから受験とかよく分からねぇけど、そろそろ大変な時期なのか?」

「う、うん……。まだそこまでではないけど、夏休みくらいから忙しくなってくるみたい」

「そっかー。んじゃ、今年の夏休みあんま遊べないなー」


 事もなげに言ったナオシの言葉に、ハジメは曖昧な笑みを浮かべた。受験までの苦難を思ってなのか、夏休み遊べないことを嘆いてなのかはナオシには分からなかったが、自分の口走った言葉がハジメの気を落としてしまったようである。元気づけるために何か言葉を掛けようとナオシがしたとき、


「おい、滋田! ちゃんと掃除してるのかッ!」


 職員室から戻ってきた堂島が話し込んでいるナオシを見付けて鋭い声を放った。


「やべっ!」


 ナオシは慌てて持っていた箒で床を掃き始める。


「ちゃんとやってまーす」


 掃除に精を出し始めたナオシに遠慮したハジメは、黒板の前で腕組みをしている堂島をちらっと一瞥してから言った。


「それじゃ、僕はそろそろ帰るね」

「おう、また明日な」


 堂島の目を気にしてせっせと箒を動かしながらナオシは答えた。




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