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第十一章、レクリエーション

卸本町の蜃気楼オリジナル文章

http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/folder/1515222.html


仕事の昼休み、社内ではレクリエーションの話が持ち上がっていた。



決まってこの時代の遊びは、流行のボウリング。



男性社員は、ボウリング専用の皮の手袋をして、



投げ方を女子社員に教えていたが、



それを見ていた他の男性社員が、一言入れていた。



春菜も杉浦に社内で、個人レッスンを受けたいた。



すると、それを見ていた、里美が良子に、「あんたの娘と仲が宜しいわね。この頃急激に..」。



それを聞いた良子は、杉浦の所に行き、腰に手を当て、「杉浦君、言って置くけど、



春菜に手を付けたら、タダでは済まないからね#」。



杉浦、「手を付けては無いよ、手の振りを教えてるんだよ」と、



ボウリングの投げるモーションを、良子に見せた。



余計癇に障る良子、「ちょっと#!、いい加減なごまかしは止めなさいよ!。



先週春菜と何処に行ってきたのよ#?」。



春菜、「バイクで海を見に行って、帰りに喫茶店で、食事して帰って来ただけ!」。



すると良子は、「春菜、私と以心伝心出来る事、忘れて無い!」。



杉浦、「うわぁ~、こう言う時、意思疎通が出来るの不便だね!」。



春菜、「なら解るでしょ#!、エッチなんてしてない!」。



良子、「エッチって、嫌らしい言い方するわね~#。



接吻せっぷんも、性行為の一種でしょ#」。



急に聴覚が敏感になる、社員達だった。



春菜、「キッスは、コミュニケーションの一つでしょ#。



性行為じゃない#」。



社員達は同時に、「キッス!」。



里美、「さすが未来人はチューの言い方も、ナウイわね~」と、笑うと、



社員達全員が笑った。



良子、「立派な性行為よ#!」。



春菜、「なぜ#?」。



良子呆れながら、「頬とかね、手にそのキッスをするならともかく、



唇にキッスは性行為よ#」。



春菜も腰に手を当てながら、「粘膜だから#?」。



会社内の社員達は、いきなり春菜が具体的に表現したので、顔が赤くなって、



シーンとしてしまった。



良子も周りを伺い、小声で春菜に、「ちょっと、そんなに具体的に、



言うんじゃないの#」と、ためたいながら耳元で囁いた。



春菜は、また怒りながら大声で、「私、エッチは未経験では無いけど、



キスはエッチの中に、入らないよ#!。



お互いの気持ちを確かめ合う、大切なコミュニケーションの一つなの#」と叫ぶと、



女性社員、全員同時に、「進んでるね~、未来人は」と、言った。



恥ずかしくなってしまった良子は、「と..とにかく、子供を作る様な真似だけは、



しないでね..」と、引き下がった。



すると、春菜は事務服のスカートのポケットから、財布を取り出すと、



その中から、四角い物を取り出し、「ス○ン有ります」と、皆に見せた。



更に赤面する社員達。



未来人と過去の人の、性意識のギャップを感じた、昭和44年者達だった。


この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。

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