第九章、休日2
卸本町の蜃気楼オリジナル文章
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杉浦は徐に立ち上がり、「踊らない?」と、尋ねると。
春菜は、「は?」と、驚いて、「私踊った事無いの」。
すると杉浦は、手を差し出した。
不思議と春菜は、その手に肖る様に、自分の手を差し出すと、
その手を引かれ、無理やり立ち上がらされた。
そしてツイストを踊る杉浦は、春菜に、「遣って見ると簡単だよ!。
ほら、足をこうしてくねらすんだ!」。
膝を左右にくねらす杉浦に、笑いながら、「可笑しい、可笑しいよ!」と、答える春菜。
杉浦は、「ほら遣ってご覧よ」と、誘った。
テレながら、杉浦と同じ動作を交わす春菜。
誰も居ないこの砂浜は、二人を自由にさせていた。
そして杉浦は、春菜の手を取り、激しくダンスを踊った。
ロカビリーダンスを手解きをする杉浦に、
自然とはしゃぐ春菜は、杉浦に身を任せていた。
激し過ぎて、倒れこむ二人は、砂浜で見詰め合った。
その時、杉浦は春菜と唇を交した。
目を瞑る春菜に、杉浦は熱く自分の気持ちを交わす唇で表現した。
離れる唇に、見詰め合う二人の愛は、この海が見守っていた。
作詞:Shiny Pastel Moon
恋心
波打ち際を走ると、蜃気楼が地平線に浮かんでた
それは二人の絆が、映し出されてた
在り来たりな二人は、在り来たりで有る事を
幸せだと感じた私は、渚へと導かれ
穏やかな毎日が、続く日々を神に祈る
あなたの胸の中に、いつまでも抱かれていたい
この海の彼方へ私を連れて行って
かもめの様に翼があれば、晴れ上げた空に舞い上がり
二人だけの夢の世界へ飛んで行けるのに
彼の背中で目を瞑ると、あなたの夢が見えた
今私を自由な世界に、連れて行ってくれる気がした
波打ち際に佇むと、彼は海を見詰め夢を語りだす
海に向かって希望と憧れを唱えてた、
地平線の向こうに、蜃気楼が写し出され、
彼の世界が浮かんでた、一時の午後
私は翼が欲しいと彼に語りかけると
優しく抱かれ私は目を瞑る、彼が私に希望をくれた
It is tied and the proof of love
あなたの腕の中で、私は夢を見ていたいの
愛に包まれる日々と、この温もりが愛しいの
who hope that it is stopped time
抱きしめられる姿は、かもめだけが知っていた
誰も居ないこの海は、潮風が優しく包み
波音が切なく、あなたの胸で涙が頬を伝った
優しく時に激しい海は、私の心模様と同じだった
あなたの胸に抱かれながら、結ばれる物語を海が奏で
風が賛美歌を歌う、あなたは私に告げて行く
愛してるどんな時も離さない
君が雨に打たれたら、傘を持って現れよう
切ない日には、おどけてからかい太陽になろう
君が愛を求めたら、またこの海で語り掛け様
君が愛の結晶を求めれば、教会で二人の愛を神に告げよう
その時かもめが、大空に舞い上がった。
この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。




