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第四章  新しいライフスタイル 2

卸本町の蜃気楼オリジナル文章

http://blogs.yahoo.co.jp/kome125/folder/1515222.html


洋子、圭子、良子、そして..、春菜が食事を済ませて、



質屋の軒先で、店主を見ていた。



洋子、「う~ん、変わった様子はなさそうだね..」。



店主は、売れそうも無い、古びた壺を磨いていた。



圭子、「あの親父なら、あんな画期的な代物手にすれば、



喜んでいてもおかしくないのに..」。



良子、「大方、角の電気屋の親父に、分析して貰ってる最中でしょ?」。



圭子、「それにしては、噂が回ってこないわよ。



真っ先に、我が社の男性社員に、見せびらかしてるはずだから..」。



洋子、「そうそう..、先月だったかな?。



新しい、『ブルーフィルムが手に入ったとかで、



鑑賞会、電気屋の地下倉庫で開くから、来い!って、言われた』って、



営業の野島君が、言ってたわよ」。



三人同時に、「嫌らしい~」と、非難した。



その時、春菜が、「ブルーフィルムって、なんですか?」。



三人に尋ねると、洋子が、「あんた、ブルーフィルム知らないの」。



首を傾げる春菜。



圭子、「ブルーのフィルムよ!」。



春菜、「嫌らしい?ブルーのフィルム?。



ブルーの水着の、露出度が高いフィルムとか?」。



その言葉に三人は、ポカーンとしていた。



洋子、「だから#!、女が嫌らしいポーズしてる姿を、撮影した8mよ#」。



春菜、「あぁ~!。Hビデオの事ですね!」。



頷いていた。



三人は同時に、「へ~!、未来ではそれを、Hビデオって言うの..」。



春菜、「はい、レンタルビデオ屋で、借りれます。18歳以上なら..」。



圭子、「れ..レンタルビデオ!。レンタルって..、借りるって、



街にそんな嫌らしい、映像貸し出している店が在るの..」。



春菜、「は..はい、何処にでも在りますが..」。



良子、「ど..どんな世の中に変貌してるのよ..?、未来は..」。



呆れて、物が言えない、昭和44年三人だった。



質屋から離れた四人は、会社に戻り、社員一同、未来を詳しく聞いていた。



皆さん..、絶句。



里美、「ちょ..ちょ~と、今のアメリカ人もビックリよ」。



会社に戻っていた、運搬の杉浦が、「へ~、驚いたね!。



そのレンタルビデオで、見たい映画やドラマがいつでも、借りてくれば見れるとは..」。



水口、「家庭用VTRとはね..」。



広岡、「テレビは四角いよね?。まさか..まん丸なんて事は無いよね?」。



春菜、「はい!、16:9で横長です..」。



皆さん同時に、「横長..」。



小幡、「そうか!、映画館を意識しているんだ!」。



皆さん納得。



杉浦、「車は、勝手に目的地に着くのかなぁ~?、もしかして..。



そうすると、俺は将来仕事を変えなければ..ならないから..」。



皆さん笑った。



春菜、「運送業は、この時代と変わっていません!」。



杉浦、「ヤレヤレ、ほっとしたねぇ~」。



皆さん苦笑い。



洋子、「それはそうと、春菜のその..、携帯電話は今何処にあるのかね~、は~」。



ため息を付いた。



明子、「ははぁ~ん、見つけ出して、買い戻して、もっと高く買ってくれる所に、



売るつもりでしょ!」。



里美、「春菜なまじか、この欲張りに見せなくて、正解だったかもよ」。



皆さん納得。



圭子、「まぁ~、春菜を騙して奪い取って、売った一割、春菜に渡して、



後は自分の懐ね..」。



洋子、「しないわよ#、そんな事..」。



皆さん同時に、「ど~だか..」。



白い目で見られたのであった。


この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。

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