第四章 新しいライフスタイル
卸本町の蜃気楼オリジナル文章
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次の日..。
春菜は、良子と二人で、テキパキ仕事をこしていた。
それはまるで、ベテランのOLが、お互いの仕事を、熟知しているかの様に、
仕事を配分しながら、こなしていた。
春菜が領収書をまとめて、電子計算機で計算すると、その数字を見てる良子が、
帳面に記載する。
すると、良子がデスクの引き出しから、箱を取り出すと、春菜は箱を見ずに、
計算し終えた領収書を箱に入れると、良子が蓋を閉めて、引き出しに戻す。
仕事は瞬く間に、片付いて行ったのであった。
社員全員が、手を止めてその仕事振りを、伺っていた。
すると、良子と春菜は急に顔を上げると、社員は一斉に止めていた仕事の手を、
動かし始めたのだった。
昼休み..。
同僚の明子が、「あんた達、昨日今日知り合った関係では、無いみたいだったよ」。
続いて、男性社員の、小幡が、「い..いや~、まるでロボットみたいだったよ」。
社員一同、昼食も取らずに、二人に集まり各々で、二人の評価をしていた。
すると、春菜が、「何だか良子さんの思っている事が、伝わるの..」。
皆さん、「へ~!」。
圭子、「未来人は超能力も、習うのね、学校で..」。
洋子、「違うわよ!、やっぱり宇宙から、地球を我が物にする為に、
偵察に来た宇宙人よ!。地味に行動して、探りを入れているのよ!」。
春菜は、さすがに切れた、「私は、宇宙人では..ありませ~ん#!」。
近くのデスクを、おもいっきり拳で、ドン!と、叩いた。
良子、「そうなの?、じゃあ私もきっと宇宙人ね!」。
洋子、「どう言う事よ?」。
感の良い圭子、「そうか!、良子もこの子の言いたい事、伝わるのね!」。
男性社員の、広岡が、「そうだよね!。同時に双方向に伝わらないと、
仕事の歯車がかみ合わないから、動きがバラバラだよね」。
洋子、「何でこの子の思う事だけ、伝わって来るのよ#!。
そうか!あんたも同じ仲間の宇宙人ね!。
あんたが先に地球に降り立って、先に私達を探って、超能力で春菜を呼んだのね!」。
男性社員の水口、「SF映画の見過ぎだね!それは..」。
良子、「じゃあ、なんで春菜が持っていた、この500円玉に、
日本国と書いてあるのよ!」。
良子は、春菜から貰った500円玉を、
スカートのポケットから取り出した。
圭子、「宇宙人さん、ちょっと地球の情報が、うまく伝わって無かったみたいね!」。
皆さん大笑いだった。
女性社員の、里美が、「欲かいて、100円玉を500円玉にして、
自動販売機で使えば、品物5倍買えると思ったのよきっと、アハハハハハ」。
良子、「宇宙人が夕飯の里芋、ムシャムシャ美味しそうに食べるの?」。
更に皆さん大笑いだった。
すると男性社員の、大野が、「よほど、遠くの星から遥々来たので、
お腹空いたんだよきっと!。アポロの食事でも見たけど、
宇宙船の中の食事は、歯磨き粉みたいチューブでしか、
食事取れない様だしね..」。
春菜、「だ..だから#!、私は..」。
口を挟む圭子、「分かった、分かった!。未来人でしょ..」。
春菜、「も~#」。
不機嫌な御様子。
洋子、「地球で悪さしないでよ#宇宙人..」。
大野、「っま、楽しくなりそうだから、いいんじゃないの。
未来の出来事を詳しく教えてくれるから。
悪い宇宙人ではなさそうだよ!。ワハハハハハ..」。
玲子、「そうよ!、宇宙人で有ろうが、未来人で有ろうが、
取り合えず、仕事テキパキこなしてくれるんだから、有り難いわよ!」。
皆さん納得して、首を立てに振った。
納得行かない春菜だったが、取り合えず昼食に、足を運ぶ社員であった。
この物語はフィクションであり、登場する人物、建物などは実際には存在しません。