貴族のススメ ホラー短編「タクシー」の解説
低評価が恥ではない!
書かぬことが恥なのだ! (注:個人の自由です)
テケリリリ……
テケリリリ……
2024年 12月26日 深夜0時00分
明石ウオノターナ城に名状しがたい目覚ましが鳴りひびき、貴族令嬢・黒い安息日は目をさます。控えていた老執事がコーヒーを注ぎ、黒い安息日は執筆用の強化外ドレスに着替える。
覚 悟 完 了
当方に執筆の用意あり!
◇◇◇
およそ2か月前、黒い安息日の師である方が個人企画を立ち上げた。
「 冬のホラー企画 」と題されたそれは、注目すべく2つのルールが存在する。
ひとつ、12月26日 以降に投稿すること
ひとつ、★3以下の評価を覚悟すること
これを読んだ黒い安息日は叫ぶ。
────その言葉、宣戦布告と判断する!
黒い安息日は誤解した。
12月26日 を過ぎてからストーリーを考え、気持ちよく低評価を送られる作品にすべきだと考えたのだ。
もちろん意図的な誤解だ。
しかし、黒い安息日はこうも考えた。
悪意をもって曲解する者もいれば、善意をもって曲解する者もいるはず。
後でそれをネタにして一作書いてやる!
読者諸君は、今それを目にしているのだ!
◇◇◇
まずはホラー作品を書こう。
創作自体は苦ではない。
当方にネタ切れなし。
問題はホラー作品として成立させつつも、いかにして星一つの低評価を狙うかだ。もちろん軽いオフザケなど厳禁、真剣に、真摯に、誠意を持って挑むのだ。
となれば短編一択。
それも徹底的に短くして、それでいて何らかの評価を入れたくなる後味は欲しい。
ショート・ショートか……星新一か眉村卓くらいしか読んでないんだよな……筒井康隆の「 笑うな 」は面白かったな……
人生で一番面白かったショート・ショートは
フレドリック・ブラウンの「 回答 」
思い出すだけで震える。
子どもの頃に読んでいらい、今日までどんな哲学書よりも愛している。
よし、この路線で行こう。
それに正直申せば、今は湿度の高い作品は書けない心境なのだ。機嫌が良すぎて恐怖心が湧かない。
自己の狂気を晒すという手もあるが、ダメージがでかすぎる。私も、読者も。
……よし、書くぞ!
方カタカタカタ……(キーボードを叩く音)
2024年 12月26日 01時26分、投稿。
「 何だか知らんが、とにかくヨシですわ、ホーホホホ!」
◇◇◇
https://ncode.syosetu.com/n3539jx/
ホラー短編 「タクシー」 はこのような意図で書かれた作品である。
べつにここで宣伝し高評価してくれと言いたいわけではない。
そうするくらいなら、むしろ空気を読んで星一つを送るべきだろう。
意図がわかれば面白く読めるかも?
そう捻くれた仕掛けを施した作品だと言いたかったのだ。
G (ジャイアント)さらば!
◇◇◇
筆者・黒い安息日の実写と誤解されて申し訳ありませんが
若き美女の眠る姿、実はAIイラストでございまして
かぐつち・マナぱ 先生の作品ですわ、ホーホホホ!