第一章 消えた第一皇子 後始末
会話が多すぎますかね?
うーん難しい。。。
襲撃者達を殲滅した後、バーベスク達は一部の騎士を置いて、すぐに帝城に向かった。騎士達は5名が軽傷、2名が重傷だったが、幸いにも死んだ者はいなかった。
バーベスク達が襲撃を受けた事はすぐに皇帝にまで伝わり、皇城は厳戒体制が敷かれ、皇族達は事態が収束するまで外出を禁止された。それと同時に大規模な調査が始まった。
「皇帝陛下、今回の襲撃は闇ギルドの者たちによる犯行でした。」
「そうか、よりによって厄介な連中が出てきたな。」
闇ギルドの調査はストールが皇帝になってすぐからされていたが、未だに全容を掴みきれていない団体だった。
「闇ギルドの依頼なら依頼者が居るはずだ。それについてはわかったか?」
「申し訳ありません。現時点ではわかっていません。」
「まぁ、相手は闇ギルドであるし仕方あるまい。しかし、バーベスクを襲撃するなんて、一体依頼者はなにを考えておるのかのぉ?」
「確かに第一皇子殿下の襲撃なんて成功するはずがありません。」
「ああ、だからこそ今回の事件は不気味なのじゃ。」
「引き継ぎ調査を進めます。」
「頼んだぞ。」
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時間はバーベスク達が襲撃者達を片づけ、帝城に帰って来た頃に遡る。
「さて、これからが一番大変だな。ナミルにも迷惑かけると思うが付き合ってくれ。」
「もちろんです、殿下。喜んで協力しましょう。」
「感謝する。全く最近は落ち着いてきたと思ったら、これか。少しはのんびりさせて欲しい物だ・・・・。しかし妙な襲撃だったな。襲撃者達は俺のことを“明確に”狙っていた。しかし、俺を殺すには戦力が足りなすぎる。なにか裏があるな。
「殿下、色々た考えられるのはいいですが城に着きましたよ。」
「もう着いたのか、考え事をしているとあっという間に時が過ぎるな。」
「バ、バーベスク!!け、怪我はないか?」
「と、父上。私はどこも問題ありません。それよりも寝巻きで外に出てこないでください!」
「わしの着ている服などどうでも良いじゃろう。それよりもバーベスクが無事か不安で不安でしょうがなかったんじゃ。」
「わ、わかりましたから。私は無事だったのですから、いっかい着替えてきてください!」
「むう。そんなに言うなら仕方あるまい。一度着替えてまた来る。」
「ふう。厄介な父上だ。」
「兄上、どこもお怪我はありませんか?」
「セストルか。ああ俺は大丈夫だ。ただ騎士達には死者はいないがそれなりの被害がでた。」
「分かりました。後の対応は僕がやっておくので、兄上はつかれたでしょうし、一度休んでください。」
「ああ、助かる。」
「ナミル殿も城で休んでいってください。明日以降聞きたいこともたくさんありますし。」
「そうでしょうな。ではありがたく休ませてもらいましょう。
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「計画は成功デスネ。第一皇子まで殺せたら素晴らしいかったのですガ、そううまくもいきませんネ。まあ、次の計画を進めるとしましょうカ。ヒヒヒヒ。」
帝国の戦力
帝国の戦力は主に4つに分けられる
近衛騎士団
皇城の警備及び皇族の護衛を担当。他の部隊や帝国高等学校の最優秀者から選抜された人達から構成される。帝国の武芸を志す者達のほとんどだこの近衛騎士団に入ることを目標としている。近衛騎士団の白を基調とした防御と動きやすさを両立した鎧は帝国の武力の象徴である。
帝国中央軍
帝国軍の常設部隊で帝都及び帝国直轄領の治安維持を目的としている。また、他国との戦争が発生した場合、この部隊が真っ先に派遣される。帝国の戦力の中で最も多くの戦力を有している。独自の工廠や生産施設をもち、帝国の強大な軍事力の下支えをしている。
貴族領軍
それぞれの貴族達が編成する部隊。貴族領の治安維持を目的としている。クーデター抑制のため、独自の工廠の設立の禁止や無断での軍需品の生産禁止、帝国の指定する装備品以外の装備禁止など非常にいろいろな制限がされている。戦時には輸送部隊として利用されるため、輸送用の馬車と馬を多く保有している。
帝国北方軍
帝国と関係が険悪な騎馬国家モルゲルの警戒のためつくられた、帝国中央軍傘下臨時編成軍。長い間モルゲルと小競り合いをしているため、非常に練度が高い。軍団長は第一皇女エリーナ・フォン・ゼーストリア。
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