突然の出来事の連続
「ねぇ。今暇??」
ある日俺は美冬に呼び出された。
「暇だけど…どうした?」
「会って伝えたいことがあるの。」
「今メールしてるんだしメールで良くね?」
「ダメ会って伝えたいの」「分かった」
「んじゃあの公園で」
「今すぐ行くよ」
そして公園に着いた。
「どうした?」
あいつはなぜか赤くなった。
「あ…あのね…びっくりすると思うけど私は駆君の事が好きです!!」
えーーびっくり!!
この人こんなこと言うやつだったっけ?
「だ…だって美冬、俺の事なんとも思ってないって言ってたじゃん!」
「そうだけど…だめかな?」
上目遣い&ジト目で俺を見るなぁ!!
「だ…だめじゃないけど…。」
「けど?」
今度は不安そうな目で見るな!!
「お…俺なんかで良いのか?」
「駆君じゃないとイヤだよ?」
当たり前な顔をしながら言ってくる。
「じゃあ…よ…よろしく。」
そして二人の唇が近づき重なった。
それを何回も繰り返す
「キスしちゃった。」
「展開が早いよ。」
「まさかキスの先まで行くと思ってる?」
「思ってない!!ってかキスの先ってなんだよ?」
「分かってるくせに。」
「デート?」
「違うよ~。」
「教えろよ~。」
「内緒。」
「ケチ。」
それからしばらくして
「さっきさデートって答えたけどしたいの?」
「べ…別にしたくないよ。」
「したいんでしょ?」
「したくないって。」
「じゃあ何でそんなに慌ててるのかな?」
「慌ててなんかないよ。」
「嘘!!」
「したいです。」
「やっぱり駆君もしたかったんだ~!!」
駆君…も?
「私だけしたいと思ってるのかなって思ってたから。」
「そうなのか。」
「ぅん!!初デートぉ~♪楽しみだょ~♪」
「おい!まだするって決まってねぇよ!!」
「それもそうだね。」
「…するか!!」
「ぅん!!」
「映画でも見に行くか?」
「遊園地は?」
「それもいいな。」
「カラオケ行きたいな。」
「俺下手だよ?」
「ぅんでも聞いてみないと下手かどうかわからないでしょ?」
「それもそうだな。」
「カラオケ決定!!」
「初デートカラオケって珍しいかもな。」
「だね~。」
「実はさ去年の体育祭くらいから俺お前の事気になってたんだ。」
「へぇ~。やっぱりね。」
「じゃあそろそろ家に帰っ…」
いきなり親からメールが来た
「今日はあの子に会ってるんでしょ?もしかして告白?」
「そのとおり。された方だけとね。」
「じゃあ今日は家が忙しいからお世話になってきなさいね。」
はい?いきなりお泊まりイベント発生ですか?
そんなこんなで慌てていると
「どうした?」
「あ~家が今日は忙しいみたいだからお前の家に泊めて欲しいんだけど…。」
「は?なにバカなこと言ってんの?」
すると今度はあいつの携帯が鳴った
「お母さんがご飯作りすぎたから食べに来いって…。」
タイミング良すぎやしませんか?両家。
「そ…そっか。」
「で…でも泊まりに来いとは言われてないんだからね?」
「分かってるよ。」
何だかんだであいつの家
「お…お邪魔します。」
「ただいま~。」
「あなたのお母さんから事情は聞いたよ。」
「はい…迷惑ですよね。」
「そんなことは無いさ。」
あいつのお父さんが答えた。
「はぁ…。」
「しょうがないな~。」
「まぁそんなに呆れるなよ~。」
「あっまたメールだ」
「3日間そこでお世話になりなさい。」
このメールをあいつに見せた。
「こっちも作りすぎにも程があると思うけど3日分のご飯を作っちゃってた見たい。」
「陰謀かなんかだよ。」
いきなりいないはずの新がいた。
「「うわっ!!」」
俺とあいつは驚いた。
「いつからそこに?」
「二人が公園で話したりしてるとこから。」
「ということはお前にはばれてるわけだな。」
「うん。何かお母さんにあの公園にいけって言われたから」
ま…まさか
「二人の親も僕の親も気づいてるみたいだよ。」
「気づいたんじゃなくてお前がばらしたんだろ?」
「うん。」
「ということは…」
「うん作りすぎて5×3日分のご飯を作っちゃったみたいだよ。」
あいつがそう告げた
「マジか。」
ということはこういう部屋割りか?
アイツの部屋→アイツ
リビング→俺 新
アイツの両親の部屋→アイツの両親
そして夜中にあいつからメールが来た
「一緒に寝たい。」
はい?
「何言ってんだよお前がここで寝ろって言ったんだろ?」
「そうだけど…いや?」
「分かった行くよ。」
そしてアイツの部屋
「どうしたんだよ急に?」
「なぜか今日に限って寂しくなったから…。」
「可愛いとこもあったんだな。」
「何?私がいつもは可愛く無いってこと?」
「うん。いつもかっこいいとこしかみてなかったから。」
「ひどーい。」
「ごめんごめん。」
「もうっ。」
顔は怒ってるけど心は笑ってるなこれ。
「じゃあもう寝るぞ。」
「女の子の部屋来たのに何もないんだ?」
「何もないのが一番いいだろ。」
つか何を期待してるんだ?コイツは。
「私君になら何されても良いよ?」
あ~分かった俺の反応を見て遊んでんだな。
そんな手には引っ掛からんよ。
「ばかいってる暇があるなら寝ろ。」
だきっ!
いきなり俺は抱きつかれた。
「私から離れないでね?」
「分かってるよ。」
そして俺らは眠りに着いた。
次の日アイツのお母さんが
「昨日はどっちから告白したの?」
と聞いてきた
「私からだよ。」
顔を赤らめながらもあいつが答えた。
「されました。」
続いて俺も答えた。
「それで昨日のいつ部屋を移動したんだい?」
新が聞いてきた。
「夜中に私が呼び出した。」
「いきなり呼び出された。」
「襲ってないよな?」
新がまた聞いてきた。
「襲われた。」
あいつが嘘を言った。
「いやいや襲ってない。」
慌てて弁解をした。
「今日はどうしようかな。」
俺が考えていると
「デートは?」
とあいつが言ってきた。
「行こうか。」
俺は即答した
「「行ってきます。」」
行く途中不良にあいつがナンパされたり俺が何もないとこでこけたりするハプニングがおきた。
そしてカラオケはあいつがものすごく歌が上手いのを初めて知った。
「上手いじゃん。」
「駆君はまだまだだけどね。」
「うるさい。」
帰ってから今日の事を新たちに聞かれた。
三日目は帰る準備があったためそんなにはゆっくり出来なかった。
俺は美冬のためなら何でもできる。
俺にしか美冬は幸せにできないだろう。
美冬が俺のすべてだから。