とある出会い系アプリのチャット 会話文のみの構成
「招待ありがとうね。出会い系アプリ使うのは盲点だったよ。連絡手段は今後これで良いね」
「ショコさん、連絡ありがとうございます。これなら注目される事は少ないと思いましたから。僕のお婆ちゃん関係の出会い系サイトなんで、ポイントは使い放題にしてますからショコさんも書き込み自由にして下さい」
「僕っ子設定ね(笑)ありがと。で、みゅちゅちゃんは良い出会いあった?」
「出会いしかないでしょ(笑)ここ最高ですよ。可愛い女の子ばっかり」
「俺も出会いには事欠かないわ。可愛い女の子しか居ないもんね」
「ショコさんは日本出身者でしょう? 僕もそうなんです」
「正解。みゅちゅちゃんは日本出身だと最初から思ってたよ」
「やっぱ、そうなんですね。驚いたでしょ」
「そりゃね。驚かない人いないよ。住めば都だし、楽しくやらして貰ってるよ」
「その、ショコさんはマッチング経験されたんですよね? 僕、実は経験した事無くって」
「マッチング経験はまだしてないよ。経験はそれなりにある感じ。魔法使いの成り損ね(笑)」
「武勇伝聞きたいです」
「10人いかないから(笑)大したもんじゃないよ。みゅちゅちゃんも成人になったら、4桁は軽く超えるから安心しなさい。俺は嫌だったな」
「ショコさんはハーレムに憧れないんですか? 最高じゃないですか」
「ハーレム言うけど、人数が人数でしょ。愛せる数には個人差あるけど、ここはそのキャパを軽く超えて来る。腎虚で死にたいなら止めないけどね」
「腎虚って何ですか?」
「腹上死。検索したら分かるけど、ハーレムした人はかなりの確率で早死にしてる。俺普通に歳重ねて死にたいから無理だよ」
「『搾精腹上死上等! かかって来いや!』の人だと思ってました。意外だな」
「みゅちゅちゃんの中で俺のイメージどうなってんのよ(笑)俺の愛せる数は基本的に1人。出来ても2、3人が限界じゃないかな? ハーレム物でも、攻略対象って数人じゃない。数千人とか無いでしょ。現実的じゃないんだよ。誰かに恋する、誰かを愛するって、みゅちゅちゃんが思う以上に労力使うもんなんだよ」
「僕にはまだ良く分からないです。ショコさんの言った通り、叡智したいだけなんで」
「いや、その考えを否定する気は無いから。むしろ、その道を走り抜けたら救世主だよ。俺はみゅちゅちゃんなら出来ると思う」
「掲示板で1万人とかあるじゃないですか。ショコさん、イケます?」
「イケるか! つーか、俺の場合は100万人がノルマやぞ! 何でみゅちゅちゃんじゃないんだよ! 成人指定動画企画で『お嫁さん100万人と頑張って見た』とかやってくれよ!」
「無理ですよ(笑)ショコさんは苦労されてますね。ところで、婚約するって本当ですか?」
「婚約したよ。やっと婚約まで漕ぎ着けた。結婚はその人が卒業してからする予定。俺の家はしがらみ多くてさ、何かと苦労も多いの」
「ショコさん、おめでとうございます。これスクープですね」
「他人の結婚話に何を色めき立ってんのやら。結婚は結婚、義務は義務。マッチングはしないといけないね。お互い頑張ろうな」
「僕はマッチング経験楽しみですけど。ショコさんは違ったんですね」
「まあ、見知らぬ人と関係持つのは嫌だったし。合わせて来たら、ここの女性の着床率はほぼ100%よ。考えられないわ。これが人類が滅亡してない理由の1つなんだろうけどね。経験人数=子どもの数だからな。みゅちゅちゃんも覚悟しろよ」
「マジですか? 僕、そんなに子ども作るんですか?」
「俺、自分の子どもとキャッチボールしてみたかったんだけどね。ここじゃキャッチボールどころか、野球の地方大会開催出来るんだって。名前と顔を覚えるのが大変だ(笑)」
「思ってたのとなんか違う。めちゃくちゃ怖くなって来たんですけど」
「普通に嫌でしょ。思っていたのと何か違う。詐欺みたいな話だよ(笑)あれだろ。女性達が性に貪欲で、チヤホヤされて、軽い気持ちで身体重ねたかったんだろ? 甘いわ。とっても甘い!」
「いや、それがお約束でしょう! ソフトハーレムが履修必須ですよ!」
「無い無い(笑)お約束なら、みゅちゅちゃん、1回電車通学してみろ。面白い事になるよ。『この人、痴女です!』って、助けを求めても周り全員がそうだから(笑)それはめちゃくちゃにしてくれるんだって。俺は従姉さんからそう聞いたよ。まあ、俺はそれでも電車通学してたけどね」
「えっ! 電車の中で致したんですか! 経験ってそう言う意味!」
「んな訳あるか。クラスメイトが普通に守ってくれんの。電車の中で経験したら経験人数が軽く3桁超えるわ。1度にお相手出来る訳無いじゃない。みゅちゅちゃんならイケる?」
「正直、自信無いかもです。電車通学憧れてたんだけどなあ。いや、男の夢が詰まってるし、やらないのも気が引けますよ」
「みゅちゅちゃん、撮影は任せろ(笑)当事者にはなりたくないけど、興味はある」
「ショコさんが無事に済む訳無いと思いますけど?」
「そうなんよ。一緒にめちゃくちゃにされる未来しか見えないのが怖い。まあ、みゅちゅちゃんの実家のお姉さん達が守ってくれるっしょ!みゅちゅちゃんは電車の中でマッチングする方向で行こう!」
「ショコさんに撮影されるのは嫌ですよ。一緒にめちゃくちゃにされるのも嫌です」
「安心しろ。俺も嫌だ」
「僕が考えてた程、ここも理想郷じゃないんだな」
「そもそも、ここを理想郷と考えられるみゅちゅちゃんが凄い。難易度かなり高いと思うけどね。みゅちゅちゃんは正直、献精に興味はあるの?」
「僕は献精もしますし、マッチングもします。それは変わらないかな。ショコさんに言われたから、かなり意識変わりましたけど」
「あんまり意識持ち過ぎてもいけないと思う。これは俺にも言える事だけど。本当は献精もガンガンやって、マッチングもガンガンやるのが1番だって俺も頭では分かってんの。でも、やっぱりキツい」
「僕、ここの事を深く考えてませんでした。女性とそう言う事だけしたいって考えたのは最低でした。もう少し考えてから行動します」
「ん、何で? 前なら微妙な考えだと俺も思ったけど、みゅちゅちゃんの生き方はここなら大正義だよ。ガンガンやるのがホンマに1番なの。例えば、歴史的な大家が残した世界に数点しか無い絵画よりも、大量生産出来るポスターの方が良いの。自分の価値はとことん下げないと生きてはいけない」
「世界中に自分の情報ばら撒くのが自分を守る手段なのは厳しいですね」
「だから、俺も頑張らないといけないとは頭では思う。みゅちゅちゃんには悪いとは思うけど、俺の分まで頑張って貰えないかな?」
「諦めなんなー! 本物は妻を100万人は娶るんじゃー! 毎日寝て過ごすんじゃー! ですって(笑)」
「確かにそう書き込みされたな〜(笑)寝て過ごすって、睡眠時間じゃないからね。死ぬからね(笑)さて、自分の言葉には責任持たないと。マッチング企画に取り掛かるとしますよ!」
「クラスメイトさん達でしたよね。初めては婚約者じゃなくて良かったんですか?」
「それは流石に答えられないよ。長くなってしまったけど、俺にも少しは心の余裕が出来たかな?」
「僕の錯乱坊は誰が貰ってくれるかな? 初めてはやっぱり、素敵な和彫のお姉さんが良いです」
「お前、その性的嗜好を絶対に口にすんなよ。タトゥー女性が増えるからな。お前に振り向いて貰おうと安易な考えで女性が肌を傷付けるのは見過ごせん。全員に責任取れるなら、口にして良いぞ」
「分かりました。秘密にしておきます」
「おっ、良いね。男同士の秘密はここじゃ貴重だよ」
「一応、僕達は男性と偽る犯罪者ですよ(笑)」
「そうだったね。ネカマとか、ネナベとかあったけど、ここでは何て言うのかな? 俺、調べたけど無いんだよ」
「きっとショタコンネキさんが良いネーミングしてくれますよ(笑)」
「ショタコンネキさんも大変だ(笑)」




