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続・六畳一間 [短編集]   作者: 六合綾宵
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New Episode 

エピローグ投稿いたしました。よろしくお願いいたします。

 星の見えない夜空。


 何もない砂の大地。


 歩いても歩いても、景色が変わることはない世界。


 そんなところに一人の少女がおりました。少女には目的がなく、ただただ、することがないので、そんな大地をまっすぐに歩いていきます。


 景色の変わることのない世界。そんな世界に正直、飽き飽きしておりました。


 だからと云って、この無駄にも思える旅を終わらせるために命を投げ出そうにも、彼女には命というものがないものですから、その旅を終わらせることはできませんでした。


 いつか、何か変わったものが見たい。そう思い続けました。


 すると、少女の目の前には新しい光景が見えました。


 砂の大地から透明な結晶が浮かびだしたのです。


 その結晶には大きいものもあれば、小さいものもありました。


 少女は、小さい結晶に触れます。


 すると、少女の視界には新鮮な光景が浮かび上がるのでした。


 それは、青年の人生でした。その一生はあまりにも短いものでした。彼は、知りすぎてしまったのです。彼は好奇心により、自らを、そして彼女の人生を変えてしまったのです。もし、その好奇心を捨てるという選択をすれば、彼は殺されることなどなかったのに。


 私は次の結晶に触れます。その結晶は紅く染まっていました。

 

 それは、男性の物語でした。彼の人生は、“領域外の住人”によって変えられました。彼は口にしたのです。人生を変える食事を。彼はその後、“領域外の住人”となる選択をとるのでした。

そして、思い出すのです。私は彼らの世界、人生を見届けるために歩いているのだと。そう、思った時、私の前には紫の扉が現れます。それは、あらゆる世界を繋ぐための扉。私は何のためらいもなく、扉を開けるのでした。

 

 それから私は少年と出会いました。ただ、出会った場所は彼がいるべき場所ではありませんでした。私は彼に云いました。早く帰るべきだと。彼は私のことを信じ、帰ったのです。ここは、私の世界と彼の世界を繋ぐ境界の地。そんなところにいるべきではないのだから。

様々な世界と彼らの人生を見届けました。そして、思ったのです。彼らは、みな、悲しい終わりかたをしていることに。だから、私は願いました。いつか、彼らが幸せな最期を迎えられる世界に出会えることに。

 

 そんなとき、出会いました。どの世界においても、二人で人生を歩むものが。彼らは何度も、何度も、人生を終えても、生まれ変わってもなお、二人で人生を歩み続けるものが。

 

 彼らの最後はとても悲しいものでした。ですが、彼らは何度でも共に生きる選択をとるのでした。

 

 私は、これからも旅を続けます。彼らの世界と人生の終わりを見届け、いつか幸せな最期送れるようにと。



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