君の命は僕の物
こんにちは。
僕は君の事が好きなんだけど知ってたかな?
…そっか、知らないか。
だよね、君はただのファミレス店員。
僕はその客。
でも今は君は僕の恋人。
そんなわけ無い訳ないじゃん。
何で理解してくれないの?
ほら、まわり見渡して?
僕の部屋。
君の部屋じゃないでしょ?
君の部屋に住むのも魅力的だったんだけど、ちょっと狭かったから。
どこへ行こうとしてるの?
君全裸だよ?
そんな格好で外歩ける?
ここは繁華街だから、沢山の人がいるよ?
ドアも見て?
厳重に鍵かけてあるでしょ?
一体いくつつけたんだっけな?
自分でも忘れちゃった。
だから。
大人しく僕の言う事聞いといたほうが良いと思うなあ。
はい、ベッドに仰向けに寝転んで。
ほら、早く。
あ、ようやく体中に痕付いてるの気づいた?
そう、君は昨日僕に抱かれたんだ。
勿論中に何度も出させてもらったよ。
凄いね、興奮してると、人ってあんなに出せるんだね。
で、今日はもっと興奮する事をさせてもらおうと思って。
そう…首絞めだよ。
(首に指を絡ませる)
じゃ、始めていこうか。
まずは少しだけ…。
苦しい?こんなもんで苦しいなんて言っちゃうの?
あまちゃんだね。
ま、でも見た事の無い一面が見られて良かったかな。
ファミレスでの君は、お客さんから叱られても、毅然としていたからね。
格好良かったよ。
じゃ、もうちょっと強くする。
苦しい?苦しいよね?
顔が赤黒くなってるよ。
口がぱくぱくしてきたね。
必死に呼吸しようとしてる。
楽しいね?君も楽しいんだね!
口の端から泡まで吹いちゃって。
そんなに気持ちいい?
君の命は僕のもの。
あはははは!あはははは!
これで君は永遠に僕の物だ!
君は僕を忘れようとしても忘れられない!
最期の時まで僕の顔を見て死んでいくんだ!
嬉しいだろう!誇らしいだろう!
やった!好きな人の最期に見るものは僕の歪んだかお!
ふぅ…。
…愛してるよ…ずっと…永遠に…。