町へ
シャルル「ふぅ、これでやっと掃除が終わりました!」
ジェームズ「そうだな、お疲れさん」
気づいたらもう夕暮れで辺りは薄暗くなっていた。
腹も減ったし、挨拶がてら近くの町にでも行こう。
ジェームズ「おーい、シャルル、町に行って飯でも食べよう!」
こうして、俺は馬車を操り町へ向かった。
町へつき、越してきた旨を伝えて町長のところに挨拶に行った。
町長「おお、これはこれは、地主様が新しくなると通達が来ていたのですが、まさかかの魔王をうち倒した我らが英雄とは!こちらから出向くべきところ、大変失礼致しました。」
ジェームズ「いいよ、今日来たばかりだし。この町の外れにある屋敷に住むからまた今度来てよ。それと、この町に飯が食えるところはあるか?」
町長に案内され、少し洒落た店に入り食事についた。
メインの黒豚煮込みステーキに使われている黒豚がこの辺りの名産らしい。とてつもなくうまい!
店を出ようと、金を払おうとすると町長が計らってくれたのか今日はいいとのこと。
ウキウキで屋敷へ帰ることにした。
シャルル「本当においしかったですね!」
ジェームズ「そうだな、また行きたいものだ。そうだシャルル、露天風呂もあったから先入ってもいいぞ」
シャルル「いや、荷を少し片付けたいのでジェームズさん先いいですよ~」
ジェームズ「じゃあ、遠慮なく先入るぞ」
風呂にて
ジェームズ「あぁぁぁぁ、いい湯だぁぁぁ」
ガチャッ、ガラガラ、、
シャルル「ジェームズさん、背中、、お流しします、、」
シャルルは照れている。
ジェームズ「お、おう、、頼むわ、」
背中を流してもらい、お互い湯船に浸かる。
ジェームズ「戦士のダイク=シュナウザーは世界一の剣豪になる為、そして様々な剣術や体術を学ぶ為に世界を回ると言っていたなぁ。今頃どこにいるのだろう。」
シャルル「そうですねぇ、東の方に剣術・柔術が発達している国があるのでそこかもしれませんね~。」
ジェームズ「そういえば、回復術師のマイ=カワカミはなにしてるんだ、シャルル知ってる?」
シャルル「たしか、回復術を専門に教師になると言ってましたよ。彼女は異国出身でありながら書物を読み込み、回復術のエキスパートになりましたからね。向いてると思います。」
ジェームズ「へ~、教師か、すごいな。あ、明日はまた町に必要な物とか買いに出るからな~。」
その後も色々話して、お互い寝た。