なんか状況がめちゃくちゃだ
ネタは豊富・・・のはずです
僕はいつも通り(1日ほどしか使ってないけど)寝室でベットに横になり眠りにつき朝を迎えた、気持ち悪い色の光の柱と気持ち悪いコウモリ?の鳴き声と共に起きる、時間・・・は分からないけど恐らく朝だろう、そう信じよう
布団から立ち上がり背伸びをする
「んー!、よし行くか」
昨日は気になった事を調べたが馬鹿らしくなり脱力、すれ違いざまに悪魔の誰かとぶつかりその人は結構強そうな雰囲気を漂わせているなどろくな事がなかった、今日こそはと部屋の扉を開け魔王室に歩く、僕の部屋は魔王室と同じ階層にあるため無限に近い廊下を歩いとけばそのうち着くのだ、本当この廊下奥行があり過ぎて無限に見える、しばらく歩けば歴代魔王の絵がある、無視だこんなの!
ななんて思いながらずっと歩いていると魔王室についた
「入るぞ〜」
そう言って入った瞬間無言で転移させられ草原にいた、感覚的にいえば扉開けて中入ったら綺麗な草原でした的な感じ
「あの野郎ぉぉぉぉぉぉ!!!」
やるならやるって言えよ!心の準備させろっていっつも言ってるじゃん!正確には言わせてもらえないだけどな!本当どうにかして欲しいな!、それはさておき早速ガラズンへ向かうとしよう
草原を歩き山道に入ると風が木や草を揺らす音が聞こえる、日本人的にはこうゆうのを聞くと安心するというかそんな感覚がある、しばらく歩くと山道を抜けた、抜けるとすぐに街を覆っている壁が見える、相変わらずデカい
そう思いつつも門へ近づき手荷物検査をして通行のサイン・・・え?サイン?そう思い門番の人に聞く
「えっと、なぜサインが?この前は無かったはずですが・・・」
「・・・ジャンヌ様のご命令だ、軽い手荷物検査だけでは警備がぬるい、サインだけでもさせろと」
オーマイガー、この世界の言葉読めないし書けないしの僕にとうとう死亡フラグがやって来たZE☆、サインが出来ず怪しまれ捕まるのパターンだよこれ!
「調子はど・・・あらマサヤもう来たの?」
門番に調子を聞きに来たジャンヌさんがこちらに気づき話しかけてきた、原因登場に僕は思わず感情を表に出してしまう
「お前かぁぁぁ!!!」
「えっ!?」
思わず叫んでしまう、その叫びにジャンヌさんと門番の2人も叫んでしまう、僕はジャンヌさんに近づき無理矢理引っ張って門から離れる形で遠ざかりジャンヌさんに小声で話しかける
「わざと?」
「なにが?」
「僕勇者だって言ったよね?この世界の言葉読めないし書けないしくらい察せるよね?なのにサインしろって何?」
「それはただ貴方をこ・・・ゲフンゲフン、警備強化のためよ」
キリッって顔しても誤魔化せないからな、今貴方を困らせようとしたって言おうとしただろ聞き逃さないからな、はぁ・・・出たしめちゃくちゃじゃなねぇか・・・どうしてくれんの・・・
「サインって絵でもいいんですか?」
「ダメね」
デスヨネ〜ワカッテマシタヨ〜じゃねぇんだよ!、マジで困ったなおい!サインしないと中に入れない、でも僕はこの世界の文字を書けない、絵ではダメと来た、詰みだ・・・
跪くように膝を地面に落とし手を地面につける、この腹黒女昨日は時間までに来るように的な事言ってたくせに中に入れないんじゃ行けないじゃねぇか!どうしてくれんの!?
「一応、私から話を通せるけどどうする?」
「それしかねぇ!」
もうそれしかない!ジャンヌさんが話を通せばなんとかなるはずだ!、それにここで通れなかったらエリザに会わせるどころの話じゃないのはあっちも分かるはず、決して面白半分でやったのではないと信じてる、信じてるよ僕
ジャンヌさんは後ろを向き門番の人達に近づき話をしている、この人次第ではこの実験失敗する可能性があるぞ、そう願う中3分ほど経過して話を終えたジャンヌさんが帰ってきた
「私の監視付きで良ければ言いみたいよ」
「とりあえずはそれでいいです」
腹黒女に何されるか分かんないけど門をくぐらないと話にならないこの状況、もはや背を向けられない、なんとかして今日の結果を聞いてエリザに報告しないと多分死んじゃうんだよ
門番2人に微妙な顔されつつも門を潜り町に入った、さて責任者が隣にいる事だ、どこで合格発表があるかくらい分かるだろう、多分ギルドだとは思うけど
「ちなみに合格発表はどこで?」
「中央にある噴水のある広場ね、そこにステージを作ってあるの、今回はそこでやるわ」
そう言われ中央に案内される、活気のある雰囲気を感じつつ二人並んで歩く、この人一応有名人なので周りからジャンヌ様〜!と言われるのもしばしば、すごい時は花束投げられる時もある、これは日本でもあまり見ない光景だ、見るとしてもフィギュアスケートで演技が終わった後小さな花束を大量に投げられるくらいだろうか?
しかし流石は国を背負う騎士、こんな状況ですら笑って過ごしている、僕じゃ無理だな
「素直に凄いと褒めておきますね」
「・・・・・・ありがとう」
少し間を開けこちらの顔を2秒くらい見てから顔を逸らされた、若干顔が赤かったようにも見えたが大丈夫だろうか?しかし昨日思い出したが僕は金髪美少女大好きマンだ、となりのジャンヌさんは金髪美少女だ、その人が照れてる仕草の様なものをしている、これは凄い、最っ高だ!
そう思うと自然とガッツポーズしていた、ついでにニヤけてた
「褒められた事なかったからね、ちょっと嬉しいなって不本意ながら思っちゃった」
苦笑いしつつ投げられた花束などを拾いながらそう言ってきた、国を背負う騎士、いくら後方支援部隊の騎士団と言えど褒められることは無いだろう、あるとすれば戦場で傷を負った兵士を癒すくらいだろうか?その時のお礼で助かったくらいを言われるくらいではないだろうか?見方を悪くすれば戦場ニートとも言えるだろう、でもこの人の場合騎士団の目的を無視し戦場の前線まで突っ走るのだ、それは明確な命令違反、しかも騎士団長がしている、立場的にはかなり弱いところにいるのではないか、もしそうなら酷い扱いをされているのでは・・・大変だなあんたも
「一部の騎士団長は理由を分かってくれてて何も言わないけど納得が行かない人達がね、私にキツく当たってくるのよ、騎士団長や貴族を含めて」
騎士団を動かせるのは貴族が支えてくれているから、その支えが無駄になるかもしれない行為をされている、怒るのも分からなくはないが言い方には気をつけてほしいな
「酷い時なんか強いからって調子乗るなって言われた事もあるんだよ」
また苦笑いして言ってきた、若干声が震えているがね、それは怒ってる意味ではない、悲しいという意味、国のために正しい事をしてきたと信じてた人がエリザと戦って圧倒的な差を知り気が動転し暴れる、後方にいてはそれが出来ないため前衛に出てしまう、結果周りに迷惑をかける、難しい話だな
「最近は自制してるんだけどやっぱり我慢出来なくてね、そのせいでいい評価も貰ってないんだ、国の人達は勇敢だたとか助けてくれたとかで勘違いしてくれてるけどね」
「なんつーか、お疲れ様です」
「ん・・・ありがと」
以外にもトラウマっぽい話をされて少し困惑している、するとも思ってなかったしな、国の人達の期待に答えないといけない、でも国からはそれはするなと言われる、でも自分は我慢出来ない、相当ストレス貯まるだろうな、どこかでそれを発散しないと自分が壊れるはず、今は壊れてないけどいつかその時が来るはずだ
「自分がストレスの貯めすぎでおかしくならない内に魔王軍に入らないと・・・あそこしか行き場所が・・・」
などと花束を握り潰しながらそう言った、どうやら今回の結果次第では自分の運命が決まると思ってるらしい、話を聞いて僕もそう思ってた、魔王軍は上のヤツにさえ逆らわないのであれば基本的に自由なのだ、喋り方も行動も、その自由さがジャンヌさんは欲しいんだな、分かるよその気持ち
僕も少し前までは自由があったけど今はないからね、エリザのせいで
「おっ、話してたら着いたね」
「みたいですね」
言われて気づいたがそこには広場があった、中央には噴水がありその周りは人で埋もれている、僕達は噴水の前、方角的に南から来た、南側には噴水のすぐ前に小さいステージとホワイトボードのような物が置かれて布で被せられている、あの下に合格者が書かれているのか・・・なんかドキドキするな
「じゃあ私は登壇の準備があるし行くわね、この辺りをウロウロしとけば迎えを出すけどどうする?」
「いえ、この広場をぐるぐる回っときますので迎えは結構ですよ」
子供みたいな表現の会話をして僕達2人は離れた、登壇か、ちょっとした演説でもするのだろうか?、だとすれば内容は?暇だしちょっと予想してみようか、そう思い近くにあるベンチに座り考える
僕が今ある情報のみで判断してみよう、あの腹黒女が演説しそうな内容・・・多分合格者と不合格者に対する言葉、それから今回の試験の感想、次に警備の話、最後に貴方達には期待しています!的な事を言って終わりだろうか?、いやまさかあの人がこんな真面目に演説するわけがない、絶対なんかある、例えば
「優秀な人材がいたため騎士団にスカウトするとかね」
ぼそっと呟いた、この時はただそのつもりだった、でもそんな事はなく腹黒女の作戦にハマってしまう結果になった
────────
ジャンヌさんと離れ時間がしばらく経つと人が集まり始めた、ようやく発表されるか、そう思い立ち上がりステージに近づくが既に人で多過ぎて遠くから見るハメになってしまう、この時だけ筋肉がないのを恨む、筋肉さえあれば無理矢理通れるのにな
この体で無理矢理通ったら通り終わった頃には更に薄くなってる、もはや人間プレス機である
「ん〜、見えないな〜」
ふとそんな声が聞こえその方向を向くと背伸びしながらステージを見る赤い髪の人がいた、どうやらボードが見えないらしい、当然僕も見えない、だがあとでジャンヌさんに結果を教えて貰うつもりだから別に見えなくてもいいんだよね、てか服装・・・昨日と変わんないし・・・ヘソを出したシャツに太もも丸見えのジーパンのようなズボン、刺激的である
違うとすれば首に蝶ネクタイをしてるくらいか
「ん〜どうしようか、おっ昨日の子がいる、お〜い」
無視しようとしたが状況が状況のためそれが出来なかった、仕方なく僕は会話を進める
「何でしょう?」
「ボードが見えないんだけどなんかこう・・・打開策ある?」
うん、打開策っていうか裏技という名のチートの術を持ってますよ、どうせ歓声で合格者の名前なんて聞こえないしな、だからジャンヌさんに聞くつもりでいたし、この人にもそれを使わせるか?いや・・・しかしな、騎士団長と一般人が知り合いってかなり騒がれると思うんだよ、有名人の友人が判明したらその友人にアプローチを取ろうとする人達がいるでしょ?ああゆう騒ぎにはなりたくないんだよね、だから迷う
「あるにはありますが・・・秘密にしていただけると助かります」
「言わない」
もちろんこんな会話だけで信じるはずもなく僕はその人の顔や目、体の仕草などをくまなく見た、身体は特に動いていないか、顔は・・・なんかキラキラしてる、じゃあ後は赤い目だけか・・・そう思い見てみる・・・すると最近感じた気味の悪さを感じた、この近づきにくい雰囲気・・・そう、これは
(初めてジャンヌさんの能力眼を見た感覚的だ)
あの時はあまりの目の変わり用に気持ち悪くなったが今回はそれと似てる、気味の悪さはあるが近づきにくいという雰囲気ではない、奥が見えない、本心を隠されている、そんな感じか
本当の事を言っているか分からないこの目は本当に気味が悪い、血のように赤い目であればなおさら気味が悪い、仕方ない使うか
「分かりました、では教えます」
「ありがとう、助かるよ」
ただでさえキラキラしてる顔がさらにキラキラしてるように見えた、この人の肌は焼けてるのになんか普通の肌色に見えてきたよ
両手を掴まれ胸の辺りの高さまで持ち上げられたこの状況、どしよ
「とりあえず離してもらえますか?」
「あぁ、ごめんね」
そう言うと急いで手を離し開放された、なんかこっちはこっちでドキドキした
「それで打開策は?」
「今回の試験官にジャンヌ・ダルクさんがいるのは分かりますよね?、その人と少々縁があるので終わった後に教えてもらおうと思ってます」
「なるほど・・・分かった、それに甘えさせてもらうわ」
そう言うと立ってた僕の隣に近づいてきた、なんで隣に立つんだよ、つかいい匂いが・・・じゃない、どうしようこれ
隣に女性が立つなど姉さんと母さん以外いなかったぞ、この時の対応は・・・あぁ関係ないって分かってるのに変な事まで考えてしまう!、分かってるよ?普通に接すればいいって事くらい、でもさ部屋に引きこもってた奴がそんな事出来るはずないやん?、え?エリザやジャンヌさんと喋ってるじゃないかって?あいつらは人間じゃない(悪口)からな
「なぜ隣に・・・」
「なんとなく」
あぁ1番困るやつだわぁ!、なんとなくとか言って近づいてくる女性って1番困るんだわぁ!今、今回が初めてだろ糞ガキって思ったそこの人、あとでぶん殴る、僕にだって思春期ってのがあるんですよ!分かって!
「「「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」
赤い髪の人の行動に少し困ってた時ステージの周りの人達がいきなり歓声を上げる、恐らくだが試験管である騎士団長が誰かステージに上がったのだろう、ここの人達はさすがにいきなり叫ぶような頭おかしい人ではあるまい
「ではこれより合格者発表を行う!」
誰かがそう叫んだ、予想通り試験管である騎士団長がステージに上がってるみたいだ、しかし最初から発表か、いやまぁ日本の合格発表も似たような物だけどね?、でもこう、なんというか・・・緊張する、〇めてのおつ〇い感ある
その言葉にさらにボルテージが上がった会場は歓声の音量がさらに上がる、やっべぇ耳がいてぇ、そう思い耳を手で塞ぐ、こうでもしないと鼓膜が破れそうで痛い、うるさいじゃなくてい痛いだ、合格発表だけでここまで痛くなるもんかね
「なぜ彼らがうるさいかと言うと期待しているのよ、未来の騎士を」
「未来の・・・騎士?」
心を読んでたかのごとく赤い髪の人は説明を行う、ふと疑問に思う事を口にすると頷きながら説明の続きをする
「期待といっても彼らが勝手にしてるだけなのよね、冒険者=騎士って」
あぁなるほど、冒険者はどんなところに行っても生き残る必要があるためそれなりの実力をつける必要がある、そしてどんな依頼も受ける、時には戦ってるところを見られるだろう、そして期待するはずだ、もしこの人が騎士なったら・・・と
現実世界風に言おうか、身近に格闘術にとにかく長けた友人がいたとする、その友人を見てこう思ったことはないだろうか、もしこいつが軍人になったら、もしこいつが空手をしたらと、だが本人はそんな事をするつもりはなく、生活をしていたら手に入れた技術に過ぎないと、でもやりたくもない事を周りの期待が大きすぎてやらざるおえない状況にされる、そしていざやれば悪口や陰口を言われる、本当に人間に生まれて後悔したと思えるよこうゆうのを聞くと
「勝手に期待されて勝手に悪く言われるんですね」
「成果を上げれば話は別、現にジャンヌさんがいい証拠、でも微妙な成果しか上げない者にはすごい言い様だよ、税金泥棒、偽物騎士、挙句の果てには期待を裏切りやがってとか言うんだよ」
「・・・・・・」
ははっ、笑うしかない、勝手に期待しときて言うのがそれか、税金泥棒や偽物騎士までは許そう、本当の事だ、でも期待を裏切りやがってはちょっと納得がいかない、勝手に期待しといてそれはないだろうに・・・
「こんな話しててもつまらないよ、ほら、都合よく静かになったから聞くことにしましょうよ」
確かに、言われてみれば周りは静かになっていた、ステージの周りの人達も静かだ、気持ち悪、さっきまでうるさかったはずだろ
「名前を呼ばれた者はステージに上がれ!、マサヤ!」
おっ、なんかよく分かんないけど合格したっぽいな、行くか、そう思い歩き出す、赤い髪の人にはおめでとうと言われた、なんか嬉しい、でも僕には試練が残ってる、この人間プレス機をくぐり抜けるという試練が!まずはしん────
「ごめんなさい、道を開けてもらえる?」
聞き覚えのある女性の声で真ん中に道が出来る、今深呼吸して心の準備整えようとしたのに・・・タイミング悪いぞ・・・、でもまぁいいか、僕は出来た道を歩きステージに上がる、そこにはジャンヌさんと騎士団長らしき男、そしてボードがある、ん?2名の名前しかない?、この世界の文字のため読めないけど、でも片方は僕って事は合格者は少なくともあと1人って事か、厳しいな、でもそれぐらいじゃないと死人が出るし仕方ないか
「次!カーマイン!」
そう言われるとさきほど出来た道から一人歩いてくる、腰まで伸ばした赤い髪を揺らしながら刺激的な服装ってさっきの赤い髪のひとじゃねぇか!まぁカーマインに関しては納得の名前だけどね、カーマインは直訳すると洋紅色という意味、物理的にどの赤の種類よりも血の色に近い色である、個人的な感想ですけども
なんて思ってたら赤い神の人─カーマインさんは既にステージに上がっており僕の隣に立つ
「今回の試験はこの2人が合格者だ!諸君、盛大に祝そうじゃないか!」
そういうと歓声と共に拍手が送られた、鼓膜が痛くなりそうなのでまた耳を塞ぐ、しばらくすると収まったので塞ぐのをやめる
「では最後にジャンヌ・ダルクの演説だ」
そう言うと入れ替わるようにジャンヌさんがステージのセンターポジションに立つ
「この2人は試験で優秀な成績を収め合格しました、私も見てましたが素晴らしかったです、2人に期待したいと思っています、それから────」
などと演説は続く、警備の話をしたと思えば今度は試験の感想だったりと順番がおかしいと思ったがなぜか歓声が上がったためよしとするしかなくなる
「私からは以上です」
腰を腹部の下にあておじぎをする、お姫様がするようなおじぎだった、そう言えばジャンヌ・ダルクって話を聞くとシスターのイメージがあるけど実際はフランス東部で農夫の娘として生まれた、聖女とかシスターとか呼ばれる事のない一般の女性だったんだ、でも神の啓示を受けフランス軍に従軍したんだよな、色んな事に貢献したのに「不服従と異端」の疑いで異端審問にかけられ最終的に火刑になって19歳で死んじゃったんだよな
これ見た時本当可哀想と思ったよ、本人がいいならそれが1番なんだけどね、そうじゃないなら可哀想だ
「あっ、言い忘れていた事が一つ、マサヤ」
そう言われ僕の方を向き近づいてくる、アレなんだろう冷や汗かいてきた、心臓も激しく動いてるし・・・あれ?なん・・・あれ?
「貴方には特に優秀な人材と思わせるほどの活躍を今回の試験でしてくれました、そこで私の騎士団、第3騎士団にスカウトしたいと思っています」
「・・・・・・」
顔に大量の汗を滝のようにかきながら思っていた、フラグだったぁぁぁぁぁぁ!!!、さっきのフラグだったぁぁぁ!!!、誰だよ!優秀な人材がいるため騎士団にスカウトしますと言いそうとか思った奴!僕だけどさ!
「もちろん強制ではありません、断ってくれても構いませんよ?」
「断ってもいい・・・ねぇ」
すでに周りはザワザワ状態、カーマインさんもビックリした表情、ステージ周りの人達は既に目をキラキラさせてこっちを見てる、ジャンヌさん・・・あんた断ってもいいとかいいながら断れない状況作ってないか?、気のせいとかじゃないよな?
「冗談でしょう?」
「もしそうならこんなところでしてませんよ」
こんなところだからこそ意味があるんだろうが!、断れない状況を作る絶好の機会じゃないか、全く・・・なにかするとは思ってたけどこんな事になるとは・・・
「それでお返事は?」
分かってるよな?みたいな顔で見るのやめてくれない?それもはや脅迫だから、あぁもう!
「分かりました、お受けしましょう」
「聞こえましたか!皆さん、マサヤは第3騎士団に入団する事になりました!」
こうやって周りに宣言する事で後から抜けるっていう選択肢をなくすわけかなるほど腹黒いな、思わず殺しちゃいそうになる、と言うか既にキレてる、もうね、怒ってる雰囲気出してるよ
「とゆうわけでお願いね?」
「はぁ・・・分かりました」
人生2度目の心の底から諦めた瞬間だった
クスッと笑わせるくらいには出来上がってると思っています
では次回