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初めての...。〈2〉
お昼休み、私はいつも通りありすとご飯を食べようとしていた。
「木原さん。ちょっといい?」
声を掛けてきたのはいつも篠崎くんの隣にベタベタ引っ付いてた女、御園万莉だった。
―――ダンッ
壁に押し付けられたと思ったら凄い勢いで睨まれた
「あんた明樂とどーゆー関係なわけ?」
「突然なんですか。私は特に...。」
「何も無かったらさっきの休み時間キスなんかしないでしょ!それに明樂だって相手してくれないし。」
「私に言われても困るんですけど...。」
「とにかく!明樂は万莉のなんだから。取らないでよね?調子乗らないでよね!」
御園さんはそれだけを言いどっかにいってしまった
「はあ...。」
「葵!!大丈夫?!」
「え、篠崎くん?!どうしてここに...」
「ありすに教えてもらったんだ。怪我はない?」
「そっか...。大丈夫だ...」
その瞬間私は篠崎くんの腕の中に居た。
暖かくて優しい感じ。みんなに好かれる理由、何となく分かったかもしれない。
「ごめんね、俺のせいで。」
「私は大丈夫よ。」
「……………葵。キスしてもいい?」
「えっ...。」
「いや、嫌ならいいんだ。」
「嫌...じゃない……………。」
『んっ...。』
初めてのキスは何だか少し変な感じがしたけど、一生忘れない気がする。




