atomizer(詩) 2015/03/09
詩です。
僕は君を連れて雲の谷間を越える
流れ出た流星に身を千切られる
誰も悪くは無い 誰も悪くは無い
漏れだす明かりは夜空を照らした
盃を一杯 二杯と進め
満たされた升を返した
君は大口を開けて 全て呑み干した
空中分解 広がって
名前をつけた 鳳仙花
行き場を失って
君が泣いた 泣いた
僕は君を置いて夜の帳を抜ける
溢れ出た歓声に身を捩らせる
誰も悪くは無い 誰も悪くは無い
溶けだす氷は心を覚ました
盃を一杯 二杯と進め
満たされぬ升を壊した
僕は大口を開けて 君を呑み干した
空中分解 ぶつかって
名前の消えた 鳳仙花
行き場の見つかって
僕は泣いた 泣いた
空中融解 溶け合って
君はあなたは 僕は君
空中散開 広がって
名前に飽いた 鳳仙花
何を考えて書いたのかとんと分からない過去の遺物です。