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僕は現実を噛み砕き、咀嚼する大きな顎が欲しい  作者: ときしんふらわあ
1.現実というバームクーヘンは内側の方が甘ったるい
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愚にもつかない単調さで心臓が20億回動いた後、人は死を迎えるのだ

自分が呼吸すること。その僅かな動作は、他人に対しても、社会に対しても何の影響も及ぼさない。

呼吸自体は、何の利益も生み出さないし、呼吸しているからといって誰からも褒められないし、認められるような事もない。

じゃあ、呼吸は無意味なのか?呼吸は不要なのか? 聞くまでもないことだろう。

一見すると、当たり前すぎて、何の苦にも何の役にもなっていないように見える些細な行為で、自分の人生の大半は出来上がっている。

そのような些細な行為によって自分の人生に対する姿勢の土台が、しっかりしているからこそ、そこを足場にして先に進んでいけるのではないだろうか。


大きな夢を語る前に、まず寝る時間と起きる時間を同じにして生活のリズムを保とう。

情熱に打ち震える前に、家に帰ったら靴を揃えて、うがい手洗いをしっかりやろう。

巨大な課題に立ち向かう前に、腹八分を守って暴飲暴食を控えることを身につけよう。

大言壮語になる前に、与えられた仕事、決められたルールをしっかりと守ろう。

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