表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕は現実を噛み砕き、咀嚼する大きな顎が欲しい  作者: ときしんふらわあ
1.現実というバームクーヘンは内側の方が甘ったるい
5/33

お前は結局、格好つけて、自分が汚れることなく、現実から逃げたかっただけなんじゃねぇの?

お前は結局、自分の性質だとか鬱だとかグズグズいって、結局辛い現実から逃げ出したかっただけなんじゃねぇの?

自分には限界だとかもう無理だとか、弱音を吐いてさ、全て投げ出したかっただけじゃねぇの?

結局、自分が全て投げ出したい、捨てたいっていう事実・感情をきれいなものにみせたかった、格好つけたかっただけなんじゃねぇの?

そうだよな?


可哀想な僕ちゃんは、肉体的にも精神的にも限界だから、この辛い現実から逃げるのも、僕ちゃんが悪いわけじゃないんでちゅよー

可哀想なのはこの残酷な現実に虐められている僕ちゃんの方で、被害者は僕ちゃんなんでちゅよーって言って欲しかったんじゃねぇの?


いいか、小僧よく聞いとけよ。


甘ったれてんじゃあねーぞ!


可哀想ごっこをやってんじゃねぇぞ。てめぇがやんなきゃ誰がやるんだよ!

てめぇが本気だして守らなきゃ誰が家族を守ってやるんだよ!

そしてよ、てめーの力はそんなもんなのかよ。

てめーはこれっぽちの重圧に押しつぶされちまうほどヤワな男だったのかよ?

そうじゃねーだろ?やれば出来るんだよ。


ふざけんなよ。生き延びろ!自分の役割を果たせ。

そして、もしそれに必要な対価が有るならそれは支払うんだよ!


そうやってなんとか回していくんだ、回っていくんだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ