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僕は現実を噛み砕き、咀嚼する大きな顎が欲しい  作者: ときしんふらわあ
1.現実というバームクーヘンは内側の方が甘ったるい
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質の良さにこだわった人生

質の良さにこだわった人生は怖い。実行し続けるには怖さが伴う。いや、やるには勇気がいるのだ。

それは人生の質というのは、多少なりと主観となってしまうからだ。

もちろん、質の良い時間を過ごすことで、効率や品質を上げることはできるだろう。

しかし、1時間でとても良いものを1個作る人と、5時間かかって雑でバタバタしているけど、それなりのものを2個、3個作る人。世間では一体どちらが評価されるのだろうか。

(※ これは一日のうちに、それぞれその時間しか働かないという仮定をしたという話)


資本主義とは、数字で勝負する世界だ。数が上回っていれば勝ちみたいなところがある。

職業で言えば年収、学校で言えば偏差値みたいなものか。

だから、いつもいつも、より多く、より沢山のものを詰め込もうとする。

時間っていうのも、結局は数で管理しているものだ。だから、勉強にしたって何時間やったとか、そういうので管理したくなる。

あるいは、何々の資格をもっているとか。つまり自分の中に何か価値のあるものを詰め込みたいという事だ。


周りを見渡して、不安になって、あるいは漠然と損をしたくないという感情から、自分の中に、自分の人生に多くを詰め込もうとしようとしないこと。

無理に詰め込むのではない、まずは本当に必要なものを見極めて、そしてそれを少しずつ積み重ねる事だ。


小さな袋、小さな箱に、いろいろな物が雑然と、とにかく沢山ギュウギュウに押し込まれている。

箱の四面は、はちきれんばかりにパンパンだ。箱に入りきらなくなったものは、箱の上に乱雑に乗っけられ、箱の周りにも入らなかった物が散らばっている。


一方でその隣には、同じように小さな箱があるけど、中には本当に必要となる洗練された品々が、丁寧に整頓されて詰められている。数の勝負、量の勝負でいったら、整然とされた箱は、雑然とされた箱には勝てないだろう。


しかし、君はどちらの箱になりたいのだ。また、本当にやりたい事、望んだこと、進みたい事のために役に立つ箱とは、一体どちらの方なんだろう。

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