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啓はどこへ?

更新しました。

2人が啓を探し始めて数分後。

理科室での出来事。


由佳がふと顔を上げると、目の前に白骨化した死体が……

「きゃ〜〜〜〜〜!!!!!」

静寂が由佳の叫び声によって破られた。

そして、叫んだと同時に和弥に抱きついた。

「お、おい……、これ、白骨標本…なんだけど……って、聞いてる?」


―――ギューーッ

由佳は和弥の声が聞こえないのか、抱きついたまま離れようとしない。

「…わ、わた…こ…ダ……よ…」

身体が震えているのだろう、声まで震えている。

「ご、ごめん。もう1回言って?」

「…わ、私、怖いのダメなのよ!!」


―――え……?あの成績優秀、容姿端麗な生徒会長が…?

由佳は和也の腕の中で未だに震えている。

「もう、大丈夫…だから……。」

和弥は戸惑いながらも由佳を強く抱きしめた。



―――数時間後……


「はぁ…はぁ……もう…!!どこにいるのよ…!!」

「さぁ…な……。」

屋上に、和弥と由佳の姿があった。

2人はあの後もありとあらゆる場所を探した。

それはもう、学園の隅から隅まで……。

こんなトコにはいないだろうと思われるところまで探した。

だが、2人の努力も空しく啓は見つからなかった……。

啓が連れ去られたことを2人は知らないのだから、仕方が無いと言えば仕方が無いのだが……


とりあえず2人は屋上に戻ってきたのだった。


2人共疲れているのか会話が無く、しばらく静寂が続いた。

たった数分のコトだったが、2人にはとてつもなく長く感じたのだった。

まるで、永遠に時間が止まったかのように……

永遠に、啓が帰ってこないかの様に……


先に静寂を破ったのは由佳だった。

「ねぇ。なんか焦げ臭くない?」

かすかだが、生き物でも焼いているような嫌な臭いが漂ってきた。

「行ってみよう!!」

言い終わると同時に、和弥は駆け出した。

「ちょ…待ちなさいよ〜!!」

あわてて由佳も後を追った。


2人が辿り着いたのは「理科室」

−−−さっきは誰もいなかったはずだよな……?


中からは話し声が聞こえてきた。


次の更新は週末……にするはず。

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