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【夕刊シチ】デイリー両晋南北朝  作者: ヘツポツ斎
【〇三月】三三六年〇六月~三六五年〇七月

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64/80

【4日 339年01月】退場! 東晋第一世代

【339年01月】

 資治通鑑原文3174文字(142/365位)


【登場人物】

・メインキャスト

 1/26-王導▲

 2/3-石虎-3/14

 3/3-冉閔-3/18

 慕容垂-5/3

・準メインキャスト

 2/10-李寿-3/9

 2/12-張駿-3/12

 2/14-慕容皝-3/14

 2/14-拓跋什翼犍-4/13

 2/28-慕容儁-3/26


【あらまし】

 この年、王導と郗鑒が死亡。東晋第一世代の死亡は庾亮に再び暴走を許します。庾亮が反対意見を押し切って無茶な北伐をしかけようとしたところ、石閔に先手を打たれ、東晋軍は壊滅を喫します。北方では拓跋什翼犍が慕容皝の妹を妃に迎え入れたり、慕容覇、のちの慕容垂がデビュー早々強烈な軍功を挙げたりと、去る者あれば現れるものあり、と言った様相を示しています。



【できごと】


 後趙が決定的敗北を被った! これは東晋にとってはまたとないチャンス、に見えかけます。そこで庾亮が西方から、今こそ北伐を敢行すべき! と言い出しました。この北伐提議に反対したのが、東晋が誇る必殺諫言マン、蔡謨。先日石虎の手腕評価で紹介した人物です。この人物は庾亮の北伐提議を聞くなり以前紹介した通り「石虎の手腕のどこに隙を見ることが出来るのか」と述べ、その上で「あんたがここで下手に動いたらそんな石虎が本気で襲いかかってくるんですけど、あんた祖逖よりも強いんですか? あの祖逖ですら満足に防ぎきれなかったのが石虎なんですけどその辺理解してます?」とガン詰め。この意見が採用され、庾亮の提議は却下されます。


 しかし、間もなくして王導、及び郗鑒が死亡。東晋第一世代とも言うべきこの二人は庾亮の重石的な役割を担っていましたから、この両名がいなくなったところで、結局庾亮は手始めに漢を攻撃して寧州及び漢中奪還などの武功を挙げた上で北伐をゴリ押ししました。邾城と言う、過去に陶侃が「この場所を拠点にしたらむしろ災禍をもたらすぞ」と警告していた場所を拠点として。またやってるよこのひと。


 すると、誰が出てきたか。

 石閔です。


 石閔をはじめとした後趙軍は凄まじい勢いで邾城を攻撃、陥落させてしまいました。そして城周辺を盛大に略奪して回り、撤収。こうして陶侃の予見は庾亮の致命的失敗という形で顕現します。


 北方では前燕と代が通婚し、後趙の北の脅威としての存在感を高めます。また宇文部との戦いの中で、ついに慕容覇、つまりのちの慕容垂が将軍としてのデビューを果たします。


 西方では李寿が改めて臣下から晋に臣従すべきだと勧められますが却下、むしろ諫めてきたものを殺しさえしました。うーん、破滅へのカウントダウン。


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