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【夕刊シチ】デイリー両晋南北朝  作者: ヘツポツ斎
【〇一月】二八〇年〇三月~三〇九年〇七月

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4/18

【3日】282年01月~282年12月

【282年01月~282年12月】

資治通鑑原文2215文字(205/365位)


【登場人物】

・メインキャスト

 1/1-司馬炎-1/11

 1/1-司馬衷-1/29

 1/1-劉淵-2/2

・準メインキャスト

 1/1-賈充▲

 1/1-孫皓-1/4

 1/1-司馬倫-1/23

 1/1-張華-1/22

 1/1-杜預-1/6



【できごと】


おまえは霊帝だ! 臣下の衝撃的コメント


 武帝が天下統一の達成を天に報告するための儀式を執り行いました。この儀式を見ながら、武帝は臣下の劉毅に「わたしを過去の皇帝と引き比べれば誰に相当すると思う?」と問いかけました。すると劉毅がバッサリ切り捨てます。「漢の桓帝や霊帝以下ですね」。一応このとき武帝は笑って応じたそうですが、内心はいかほどだったことでしょうか。


 後漢の桓帝や霊帝はその経済政策の失敗が取り沙汰され、それが天下の大乱を招いたとされています。しかしこの当時の状況はもっとひどい。世の贅沢が、全て皇帝及びその外戚に注ぎ込まれるような状態でした。のちに劉宋の時代に編まれた説話集、世説新語にも外戚たちの異常な贅沢狂いのありさまが載せられています。飴蜜で釜を洗う、ろうそくを薪の代わりに燃やす、超高級品の紫の絹で全長200km近くにも及ぶ風除けの幕を作る。「天災よりもよほど害がひどい」と評した人物もいるほどです。


 皇帝も、その親族も緩みきっている。一方、そうした中で清廉さを保つ人物もいました。リストにも名が挙がっている、張華です。西晋の天下統一事業にも大きな貢献を果たしたひとりではありましたが、その清廉さが災いし、常に宮中では讒言の的となっていました。このため中央を半ば追い出されるような形で幽州に出向となります。この地で張華は漢人胡人の慰撫をやってのけ、その名声を高めました。しかしこのことが却って緩みきった臣下らの警戒心を募らせることになります。


 また、この年、ひとりの大物が死亡しました。賈充。武帝の父である司馬昭の時代からの側近で、魏帝を殺すという大功、対外的に言えば大罪をなした人物です。その死後に提案された諡号の一つは「荒」。見るからに最悪な評価です。武帝はその提案を退け、最高級の諡号「武」を与えました。


 晋の柱石と呼びうる人物が次々と退場する。これを武帝はどのように思っていたのでしょうか。

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