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【夕刊シチ】デイリー両晋南北朝  作者: ヘツポツ斎
【〇一月】二八〇年〇三月~三〇九年〇七月

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24/81

【23日】301年01月~301年12月

【301年01月~301年12月】


資治通鑑原文6292文字(37/365位)




【登場人物】


・メインキャスト


 1/1-司馬衷-1/29


 1/1-劉淵-2/2


 1/4-慕容廆-2/26


 1/12-陸機-1/25


 1/12-劉琨-2/10


・準メインキャスト


 1/1-司馬倫▲


 1/11-司馬熾-2/4


 1/13-司馬越-2/2


 1/21-王敦-2/16


 張軌-2/6


・八王


 ×亮×瑋×倫乂穎冏顒越




【できごと】




60日天下! 倫、破滅!




 中央に血みどろ花火が上がるタイミングで、一人の能吏が西方に出鎮します。彼の名前は張軌。中華の北西域に当たる涼州に刺史として赴任すると、中央ほどではないにせよ荒れ狂っていた涼州を鎮圧、抜群の手腕で統治を開始しました。これが五胡国家のひとつ、前涼の興り。ただし張氏一門はしばらく、あくまで晋の臣下として振る舞いました。独立までには百年近くのスパンがあります。




 そんな張軌から、実質見捨てられた中央はどうだったのでしょうか。まず倫が簒奪しました。既定路線というやつです。このとき高官に与える羽飾りを大盤振る舞いしすぎたせいで、あとの方のものは犬のしっぽで代用された、という逸話が載ります。日本人にはむしろ人間の死以上に残酷物語に聞こえますね、不思議です。




 犬の恨みがたたったか、倫が立ってすぐさま冏が決起。倫の暴虐がひどかったこともさることながら、冏への恩賞が大したものではなかったことも原因となったそうです。この決起には八王のうち乂、穎兄弟が参画。顒ははじめ倫側についていましたが、情勢が倫に不利と見てとるや即鞍替えし、むしろ倫陣営の獅子身中の虫となりました。この情勢を受けて、まず孫秀が襲撃を受けて殺されました。自らを守る砦を失った倫も、まもなく捕縛。洛陽城内に幽閉を受けると、「わしは孫秀に誤られたされた、孫秀に誤らされたのだ!」と慟哭しました。間もなくして、倫も毒殺されます。栄華とも呼べない二月弱の茶番でした。




 都だけでなく、蜀も激変です。決起してその勢力を急拡大させていた趙廞ですが、部下として働く李特とその兄弟を頼りつつも恐れ、ついには李特の弟を、些細な理由で殺してしまいました。これに激怒したのが、李特。即座に趙廞を殺し、自身が反乱勢力の主として立ちます。そこに晋より派遣された鎮圧軍の将、羅尚が到着。李特軍と対峙します。というわけで、ここから成漢独立戦争が始まるのです。




 こうして天下の枢要から、ついにタガが外れました。なおこの頃、劉淵が離石から鄴に移動、穎の下についています。これはのちの展開を考えれば、最悪、と言っていい一手でした。

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